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涙色、散る  作者: 汐月 羽琉
一色目 涙色、散る
1/5

※注意

 一本目、『涙色、散る』の主人公は二人の女の子です。

 ガールズラブと呼ばれるほどの強い表現や不快感を覚えさせるような描写は一切しておりませんが、もちろん感覚は人それぞれですので、閲覧する際はご注意ください。

 絶対に無理、あるいはこの前書きの一文目の意味が分からないという方は、一本目は飛ばしてお読みになることをお勧め致します。二本目以降の主人公は、男性と女性が一人ずつとなっております。

 この気持ちにもしも名前をつけられるのならば、誰か教えてほしい

 淡く、光る、涙色。



   1



 あの気持ちに名前などあったのだろうか。

 車窓に移る風景を見ながら思う。


 ――咲月、忘れていいから。もう、いいから。


 未だに耳の奥にこびりついているその声を、忘れることなんてできるはずがない。

 しばらくすると、広がる景色は田んぼや畑、山ばかりになっていく。どこまで行っても緑ばかり。果てなんてないのではないかと思えるほどに。

 それをぼんやりと眺めつつ、私の意識は中学時代に飛んでいた。

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