5、脱出
三人で会議を始めた。
まあ普通の会議とは違って一刻をあらそうのだが、
一人は泣いている。もうひとりはこの状況に対応出来ていなかった。
「みんな聞いてくれ。幸一の母さんについては残念だったと思うが今は一刻を争う。まず脱出経路を確保しておきたい。運がいいことに隣の家が多分
無人でゾンビも侵入されていないようだ。まあ入る際はそれでも細心の
注意を払う必要があるが。でも隣との隙間がやや広い。なので俺と幸一で
使えそうなものを一階で探してくる。その間雫は、カーテンをつなげておいてくれ。幸いそこまでここは高さがないから大丈夫だ。これは最終手段だ。当然危険すぎるためだ。俺と幸一になんかあったらそこから逃げてくれ。無駄死にするよりはマシだと思う。時間がない。急いで行ってくる。幸一、
使えそうなものはあるか?」
幸一は泣きやんでいた。やはり幸一をつれてきてよかったなって思った。
「ああ、あるよ。梯子みたいなものが確か。」
ちょっと気合いが入りすぎている気がする。ちょっと心配だな。
「よし!連れて行け。」
そう言って下に降りる準備をする。
遅くなりました。しかも短いです。
今度時間があればゆっくり長いのを書いてみようと思います