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2、脱出

氷河は、どこに逃げようかと迷った。

屋上は、鍵があいていない、教室は...もし突破されたら逃げ場がないなと思った。裏門から逃げられれば、行動範囲が少しは、広まるが、徒歩は、危ない


しかし、ゾンビが増える前に行動をするべきだと考え、裏門から逃げ出す道を選んだ


少しでも人が多いほうがいいが、信頼関係がないとのちのち口論になると考え、まだ立ちすくんで動けない雫と、昔から仲がよかった、幸一を引っ張って教室に戻る、

「何か武器になりそうなものを持ってけ」


一緒に走りながら

「どこ行くんだよ!」と幸一が怒鳴る

「裏門から出るんだよ。お前んち近かったよな?まずそこに行く。お前んちの家族が無事なら、そこに状況がわかるまで隠れる」

「無事じゃなかったらどーすんの?」と雫が聞く

「そんときは、俺が殺す」

幸一は、反論するかと思いきや、しなかった。意外に冷静なのかもしれない


裏門に行くまでにかなり時間がかかった。理由の一つは、人ごみに溢れていたこと。もう一つは、職員の迅速な対応だ。

力のある先生は、武器をもって侵入したゾンビを相手にして、時間稼ぎ。

ほかの先生は、生徒の誘導をしていた。

先生にも意見が分かれたらしい。生徒と教室にたてこもる先生と、外に逃げ出す生徒を誘導する先生に分かれているように見える。



裏門は、いつも人通りが少ないため、ゾンビもそこまでの数は、見当たらない。先生が鍵を持ってきた。野球部のグラウンドの方にも出入り口があるらしくもうひとつの鍵をもって生徒を誘導していった。氷河達は、目的地が裏門の方が近いので裏門から行くことにした。


先生が鍵を開けた。その瞬間生徒が走り出した。氷河達もはぐれないようにお互いに目を配りながら走る。途中にゾンビが一人?いたが、野球部だと思われる生徒が、バットで頭をおもいっきり殴ってるのが見えた...


だいぶ生徒が見えなくなってきたころで、雫が小声で話しかけた。

「私たち三人だけで大丈夫なの?」

「四人がベストだと思ったんだが、あと一人信頼できるやつがみつからなくてな、一人目星がついていたが、探し始めた時にはもう姿が見えなかった」

「氷河と雫ちゃんは、親の心配とかしないの?」

「ああ、心配だが、俺も雫も、両方とも働きに出てるから家にいないし、電話は、混みあっててつながらないからな。まあ、俺の親は、こういうとき冷静だから大丈夫だと思う」

「私の親も大丈夫だと思う」

そう話してるうちに幸一の家に着いた。




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