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寿命の蝋燭を消された男は神の手によって異世界へ  作者: くろとら
第4章 遺跡探索編
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30話 脱出


ウオオオオオオオ!


ウオオオオオオオ!


突如動き出した男の石像が凄まじい雄叫びを空に向け放った後、剣を俺たちに向け振り下ろした。俺たちは間一髪剣が振り下ろされる別の方向に飛び回避することに成功した。

しかし、これは石像が俺たちはしっかりと敵と認識いなかった為、避けられただけで、次剣を振り下ろされたら避けることは不可能に近いだろう。



石像は剣を振り下ろした後、突如重い腰を持ち上げるかのように立ち上がった。


「嘘でしょ・・・・・・。石像が立ち上がるなんて・・・・・・」


突如立ち上がった石像にシリカが驚きの声を上げた。シルもリーフェスも声を出してはいないが驚いている表情をしていた。驚くのは無理もないと思う、実際俺も驚いてるしな。

そして、周辺の壁などを確認すると、石像が立ち上がった衝撃なのか壁に亀裂が入り始め、亀裂は天上まで進行した。これはマズいと思い俺は・・・・・・。


「みんな、通路に逃げ込め!!」


そう叫んだ。俺が叫ぶと通路に近くにいたシリカ、リーフェスが真っ先に動き、比較的通路から遠い場所にいた俺は近くにいたシルを先に逃がし、何とか通路に逃げ込むことに成功した。


「これから、どうするの春馬?」


「・・・・・・取り敢えず、このまま遺跡の入口まで走ろう。王族の隠し財宝は見てみたいが、今は自分たちの命の方が最優先だ」


「確かに、春馬の言う通りね。今は逃げましょうシル、リーフェス」


「はい」


「えぇ」


通路に逃げ込むことに成功すると、シリカが「これから、どうするのか?」と聞いてきた。これから、俺たちがするべき行動は1つだけだ。


遺跡の出口に向かって逃げる。ただそれだけだ。


俺の発言にシリカは若干不満そうだったが、ここは逃げるしかない。別に、後戻りしてあの石像と戦闘をおっ始めてもいいが、確実に勝てるという保証はない。逆に重症を負い、「銀鷲」に逃げ帰ることになるだろう。


俺たちと石像の勝敗を割合にするならば、「2:8」になるだろう。勿論俺たちが「2」で石像が「8」だ。


そして、逃げ帰ることに不満そうだったシリカは俺が言い放った「命」という言葉を聞き、ここは一旦逃げるのが得策だと考え直し、シルとリーフェスに声をかけ遺跡の出口に向かって走り出した。


俺たちが走り出すと同時に遺跡全体から亀裂が入る音が響きだした。ヤバいな・・・。本格的に遺跡が崩れ出し始めた。これは、急がないとマジで生き埋めになりかねないな。



「何とか、脱出できたわね・・・」


「一体、アレ(石像)はなんだったのかしら?」


「私も石像の魔物なんか、聞いたことがありません」


なんとか、完全に遺跡が崩れ落ちる前に遺跡から脱出できた女子たちは、遺跡の入り口を眺めながら、何やら話していると・・・・・・、ゴゴゴゴゴゴゴ!!と石像が動き出した時に発せられた地響きが響き渡った。


地響きが響き渡ったあと、遺跡は轟音を大きく上げ、俺たちの目の前で崩れ落ちていった。遺跡が崩れ落ちると同時にアノ石像の姿を確認するとことができた。俺たちはが「もしかして・・・・・・」という気持ちが湧き、息を飲み、緊迫した表情で崩れ落ちていく遺跡を見た。


・・・・・・ガガガガガッ・・!!


・・・・・・ガガガガガッ・・!・!


機械のような音が崩れ落ちた遺跡の中から響き渡った。まさか・・・・・・!!と思い、俺たちは臨戦体勢に入った。


「来た!?」


・・・・・・ グオオオオオッ!!


瓦礫の下から、何かが上がってくる気配を察知したのか、シリカがそう叫んだ。その瞬間瓦礫の下からものすごい雄叫びと同時に石像が姿を表した。


「・・・・・・みんな、気を引き締めて行こう」


「はい・・・・・・」


「「ええ・・・・・・」


瓦礫の下から鼓膜が破れそうな雄叫び上げ、姿を表した石像に、俺たちには緊張がはしった。

これから、強敵との戦闘が始まると俺たちは思い気を引き締めた直後・・・・・・。


・・・・・・・・・ドドドドドドド!!


「「「「えっ!?」」」」


突如姿を表した石像は、手に持っている大きな剣を瓦礫の上に落とし、身体中に亀裂が入り、まず腕が崩れ落ち、両足、下半身、上半身の順番に崩れ落ちて行き、石像は遂に動かなくなってしまった。


「・・・・・・取り敢えず、何があったのか分からないけど、勝手に自滅してくれたみたいだな」


俺の言葉に、緊張の糸が切れたのか、先程まで臨戦態勢をとっていたシリカとシルは地面に座り込んでしまった。本当に何があったのか分からないが、戦う羽目にならずに良かったと思う。

そして、リーフェスは石像が崩れ落ちた場所をなにやら調べていた。


「ねぇ、春馬これを見て」


「魔石か?でも、色が若干違うな・・・」


「ええ・・・。それに、若干だけど魔石とも形が異なるわ。それに、魔石は魔物の中にあるもので、人が創作した物の中にできることはないのよ」


・・・・・・まさか、あの石像はロボットのような機械的な、なにかだったのだろうか・・・。そうしたら、色々と疑問が残る。

こんな機械的な物を誰が作ったのか。一体何の目的で作り出したのか。どんな材料・器具で作り出したのか。など考えるたびに色々な疑問が浮かんでくる。


「これって、ギルドとかに報告した方がいいんでしょうか?」


「確かに、ギルドに報告するのもいいと思うけど、ここは国の機関に報告した方がいいと思うわ。でも、最初はギルドに報告をしてみましょう」


確かに、ここはリーフェスの提案にのった方がいいな。とゆうことで俺たちは国の機関に報告する前に、1度ギルドに立ち寄ることにした。

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