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寿命の蝋燭を消された男は神の手によって異世界へ  作者: くろとら
第1章 異世界転生編
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2話 異世界


目を覚ますと白い雲が目に映った。

横を見ると草むらの上を黄緑色のバッタがピョンピョンと跳ねていた。

起き上がり、身体に異常がないか確認した後、周りを見渡した。

見渡すと辺りは山々や草原が広がっており、俺の祖母の家がある町と同じ風景だった。

こんな所が異世界だなんてとても、そうとは見えない。


「とりあえず、道に出れば人はいるかな?」


俺はそう考え、道を目指し進み始めた。進み始めてからしばらくして遂に道っぽい物が見えてきた。急いで近寄ってみるとやはり道っぽい物は道だった。


「さてと、道に出たのはいいけど、どっちに進めばいいんだ?」


道に出た俺は右に行くか左に行くか悩んだ。どっちにも街っぽいものは見えるがどっちの方が近いか考えていた。何故ならもし、遠い方に行き何時間も歩くのは勘弁だ。


「痛っ・・・・・・!!」


悩んでいると、突然俺の頭を謎の頭痛が襲った。あまりの痛みに俺はその場に座り込んでしまった。


『あーあー、聞こえますか!! 』


「その声神様?」


頭の痛みに苦しんでいると、頭の中に神様の声が聞こえてきた。


『はい、そうです。今貴方は町を探していますね?』


「はい、そうですけど。よく分かりましたね」


『一応、貴方の声はこちらに聞こえるようにしていたので。では、本題に戻りますね貴方がいる場所から近い町は「バンバ」という町です。ここから左に歩き続ければ到着します』


「なるほど、バンバね。ありがとう神様」


『いえいえ、ではお気を付けて下さいね』


神様との念通話?を終え。神様が言っていた「バンバ」という町を目指し左に進み始めた。




しばらく歩き続けているとある事に気が付いた。食料が無い。水も無い。到着時間も分からない。そして、もし町に着いたとしてもお金が無い。一応ポケットには元の世界で使われていた硬貨か数枚入っているがこの世界で使えるのかも分からない。

そんな事を考えていると前の方から悲鳴が聞こえてきた。悲鳴からして性別は男。年齢は50代後半か60代前半。悲鳴が気になり悲鳴が聞こえた方向に近寄り目を凝らしてみると1人の男が見たことの無い生物たちに襲われていた。どうやら、見たことの無い生物たちはこの世界でいう魔物のようだ。

最初は無視して行こうと考えたが見捨てると夢見が悪いと思い助けることにした。


「錬金 ハンドガン」


男を助ける前に「錬金」を使いハンドガンを作り出した。

ハンドガンを作り出し、今にも魔物たちに殺られそうな男の元に向かい魔物に向かってハンドガンを構え、引き金を引いた。

ドオンッと爆発音を立て1発の弾丸が発射され一体の魔物に命中した。命中した魔物はその場に倒れ動かなくなった。

動かなくなった仲間を見て他の魔物たちは逃げて行ってしまった。仲間の敵討ちをするために俺に襲いかかってくると思っていたがこの世界の魔物たちは仲間意識が無いようだ。


「えーと、大丈夫ですか?」


「あ・・・・・・、大丈夫君のお陰で助かった」


ハンドガンをしまい男に声をかけた。ハンドガンの威力に驚いていたのか少したって男は声を発した。男の返答を聞き「良かった、言葉が通じる」と心の中で安堵した。


「君、名前は?」


「音無春馬です」


「音無くんか、私はレックスというものだ。改めて命を救ってくれてありがとう。是非何かお礼をしたいんだが・・・・・・」


「いや、別に大丈夫ですよ」


(レックス)さんは何かお礼をしたいと言ってきた。生憎欲しい物やしてほしいことなどは無かったため断り「バンバ」に向かおうとするがレックスさんに引き止められてしまった。


「いや、駄目だ命の恩人に対しお礼もせずに帰す訳にはいかない!!」


どうやら、レックスさんは俺にお礼をするまで帰さないつもりらしい。何とも頑固な人なんだろう。仕方なくしてしてほしいことなどを考えた。あ。


「では、バンバという町まで案内してくれませんか?」


「・・・・・・・・・そんなことでいいのか?」


「はい、それだけで十分です」


「よしっ、分かった。私が責任持って音無くんをバンバまで連れて行こう!!」


考えた末レックスさんに「バンバ」まで連れて行ってもらう事にした。


「少し先に逃がしておいた馬車がある、それに乗って行こう」


「分かりました」


少し歩くとレックスさんが乗っていた馬車が止まっていた。

どうやら、レックスさんは魔物に襲われた時乗っていた馬車を少し離れた場所まで先まで逃がしていたらしい。俺はレックスさんの馬車に乗り目的地である「バンバ」に向かった。

馬車が「バンバ」に向かって走り出している中、俺は窓から外の景色を見ていた。ここが新しい俺の世界かと考えながら。

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