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異世界でオッサンは勇者になれるか?  作者: 高戸 賢二
3章 異世界戦闘力強化
21/229

21話 クレアの申し出

リディとヘレンが旅立った数日後、俺はクレアに呼び出された。

場所はクレアの部屋だ。

俺はクレアに出された椅子に座った。

なんだかんだでよく来る部屋だな。

一応、前回リディたちと話をしたのが最初ということになってはいるが。

密かに忍び込んでいるのは内緒だ。

「・・・やっぱりケンジィでしたか。 この部屋に入ってたのは」

やべ・・・バレた。

心を読まれた?

「念話の応用です」

ズルい。

「ズルくありません。 おかしいと思ったんです。 鍵が掛かっているのに本の位置が変わっていたり、明らかに何者かの侵入の形跡があったのですから」

「黙って忍び込んで、すみませんでした!」

俺は腰を90°曲げて頭を下げた。

土下座一歩手前の、最大の謝罪姿勢である。


やれやれといった表情でクレアは言った。

「まぁいいです。 それよりケンジィは念話を知っていますか?」

「俺は使えないけど、念話はしたことがあるよ」

「念話をしたことがある、ですって? 一体誰とですか? この村では念話が使えるのは私だけですが」

「クレアとだって念話したじゃん。 俺を拾ってくれたときに」

クレアは無言だったけど。

「・・・あれに気がついていたんですか?」

クレアがため息をついた。

「と言うことは、その前に念話を経験したのですね? 誰と念話をしたのですか?」

言っていいのかな?

「もちろんです。 話してください」

また心を読まれた。

まぁいいや。

「・・・祖竜ですけど」

「!!」

クレアが驚きのあまりに固まっている。

こんなに驚いているクレアは始めてみた。


「なぜ、アイツと念話をすることになったのですか?」

俺が念話した訳じゃない。

祖竜の方から念話で話しかけてきたんだから。

「・・・詳しく話をしてもらえますか?」

クレアが怖い。

仕方がないので、俺がこの異世界に飛ばされてからの話を順を追ってすることにした。


「ケンジィが異世界から来たと言うことは、薄々気がついていました」

やっぱりね。

それから祖竜と対峙したこと、時間停止スキルを得たことも話した。

「時間停止ですか・・・」

そのあと祖竜から念話が入って、祖竜に一撃喰らわせて、ブレスで焼かれて・・・

「ちょっと待ってください。 何故、祖竜のブレスを受けて生きていられるんですか?」

まだ続きがありますから。

今度は俺時間巻き戻しスキルを得て、クリューガー城と城下町が失くなるのを見届けてから、0歳に巻き戻してから、レイラに拾われて、現在に至る、と。


「そうだったのですか・・・私の予想を遥かに越えています。 そうですか・・・」

クレアが目を瞑って黙ってしまった。

え~と・・・

俺はどうしたらいいのかな?

俺自身は、まだ何も教えてもらってませんけど?

事情聴取だけ?


「・・・そうですね。 大事なことを教えましょう。ケンジィ、あなたは時間操作系の固有能力を得たようです」

時間操作???

「空間操作と並ぶ、神や魔王が扱えるレベルの固有技能ですよ」

スキルのことを「固有技能」と呼ぶのか。

それにしても神や魔王レベル?

そんなにチートなの?

「いや、空間操作よりも時間操作の方が上かもしれません。 何故なら空間操作のいくつかは魔法でもできるのです」

転移とか結界は、空間操作系の魔法でもできると言う。

「しかし時間操作系の魔法は未だに確立されていません」

時間停止が魔法でできたとしても、自分が止まった時間の中で動けなければ、全く意味がない。

時間反転など(クレアはこう呼ぶ)停止以上に難解だと言う。

そんなにすごいスキルだとは思っても見なかった。


「とはいえ、俺は普通の人間だぞ。 魔力もほとんどないし・・・」

「確か異世界には魔素も魔法もないんですよね?」

ん?

何でクレアがそこまで知っているんだ?

「クレアは俺がいた世界のことを知っているのか?」

「コホン・・・少しだけ」

訳ありっぽいな。

クレアらしい。


「基礎体力は今のところ劇的に上げる方法はありません。 ですが魔力を上げる方法はあります。 どこまで魔力を大きくできるかはわかりませんが、今よりはずっと大きくなるでしょう」

おっ、それはありがたい。

体力は魔力で強化できるからな。

「毎日魔力を注ぎます。 ケンジィの限界量を少し超えるくらいまで。 毎日続ければ魔力は大きくなります。 誰かに頼みましょう」

魔力を注ぐのか。

フェラリーかな?

「それからケンジィは明日から毎日魔法の特訓をしましょう」

注いだ魔力を使い切ることで、魔力が増えやすくなる。

毎日魔法を使うことで、魔法に費やす魔力量が効率化され少なくなる。

ありがたい話だ。


「その代わりと言ってはなんですが・・・」

あ、代償があるのね。

「ケンジィに頼みが、いえ、お願いがあります」

クレアからのお願い?

いいぞ。

できることなら何だってするさ。


「レイラの側にいて、レイラを守ってあげてください」

レイラを守る?

クレアに言われなくたって守るに決まってるじゃないか。

大事な娘なのだから。

「フフフ・・・娘ですか」

な、何だよ。

その笑みは。

「いえ。 よろしく頼みましたよ」


む、娘です。

レイラは。



クレアは重要人物なのですが、実はキャラクターのデザインがまだできていません。

行き当たりばったりで作ったキャラクターだったんです。


物語の進行に支障はないですけどね。


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