小さな魔女 ジュジュのハロウィン
今日は10月31日。
みんなはなんの日か知ってますか?
そうです!
ハロウィンの日ですね。
小さな魔女ジュジュが住んでる町で、夜にハロウィンパーティーがおこなわれるんです。
町の子供たちは朝からウキウキ気分です。
どんな衣装を着ようとか、お菓子はどんなのをもらえるんだろうとワクワクしていました。
ジュジュもみんなと同じでハロウィンパーティーを楽しみにしています。
家ではジュジュのママがなにやら魔法のなべでなにか作っているようです。
グツグツグツ
なべの中から青い煙や赤い煙がモクモクでています。
ジュジュ
「ママ」
ママ
「な〜に?ジュジュ」
ジュジュ
「おなべでいったいなにを作っているの?」
ママ
「フフフ、それはハロウィンパーティーまでのお楽しみよ」
ママは大きななべをかきまわしながらニッコリ笑いました。
ジュジュは、はやく夜にならないかな〜と窓から空を眺めていました。
そしていよいよ待ちに待ったハロウィンパーティーの時間がきました。
町中がとても賑やかです。
ジュジュも黒ネコのシュナと一緒にハロウィンパーティーにいきました。
町の子供たちと一緒にジュジュもいろんなお店やお家をまわる事にしました。
みんな素敵な衣装を着ています。
さあ!
素敵なおばけたちのハロウィンパーティーの始まりです!
「トリック・ア・トリート!お菓子をくれないとイタズラしちゃうぞ!!
町中に子供たちの声が響きます。
パン屋さん、ケーキ屋さん、お菓子屋さんなど、たっくさんお店やお家をまわりました。ジュジュも抱えきれないほどのお菓子を両手で嬉しそうにもっています。
どうやら子供たちは町中をほとんどまわったようです。
あとはジュジュのお家だけです。
子供たちとジュジュは丘の上にあるジュジュの家目指して走っていきました。
トントントン
ジュジュが家のドアをたたきました。
家からジュジュのママがでてきました。
ママ
「あら、可愛いおばけさんと魔女さんたちね!」
「トリック・ア・トリート!お菓子をくれないとイタズラしちゃうぞ!!」
ママ
「たいへん!イタズラされたら困っちゃうわ。さあ、これをどうぞ」
ぽんっとジュジュの手においたのはお菓子ではなく小さな種でした。
ほかの子供たちもびっくりしてその種をみています。
ジュジュ
「ママ、これお菓子じゃないよ?」
ママ
「あら、魔女がただお菓子をあげるだけじゃつまらないでじょ?これを土にうめてみなさい。素敵なことがおこるから」
ママにいわれたとおりジュジュたちは小さな種を土にうめました。
すると種から芽がでてあっというまに大きな大きな木になりました。
ジュジュ
「すごーい!」
みんなびっくりしています。
びっくりすることは他にもありました。
木の実ではなくお菓子がなっているのです。
チョコやキャンディー、ケーキもあります。
ジュジュ
「これがママの言ってたお楽しみなんだ!」
でも、不思議な事にどんなにお菓子を引っ張っても木からとれないのです。
ジュジュ
「え〜?どうしてとれないの??」
ジュジュたちが困っているとママがやってきました。
ママ
「お菓子をとるためにはある呪文を言わないとダメなのよ?」
ジュジュ
「じゅもん?」
ママ
「そうよ。今日はなんの日だったかしら?」
ジュジュ
「ハロウィン・・・」
ジュジュ
「あ!わかったぁ!!」
ジュジュが木の前に立って大きな声で叫びました。
ジュジュ
「トリック・ア・トリート!お菓子をくれないとイタズラしちゃうぞ―!!」
すると木はイタズラされてはこまるといままで引っ張ってもとれなかったお菓子をポンポンポーンと落としていくではありませんか。
みんな上手にお菓子をキャッチしました。
ママ
「どう?ママの魔法すごいでしょう?」
ジュジュ
「うん!ありがとう、ママ!!」
そしてジュジュたちはもらったお菓子をみんなで仲良くわけあって美味しく食べました。
ジュジュ
「ハロウィンパーティー大好き!!」
そんなジュジュの素敵なハロウィンでした。
ぐだくだな文章を最後まで読んで頂いて本当にありがとうございます!
まだまだ未熟な作品ですが気に入って頂けたら幸いです。