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相変わらず

作者: 朝焼 悠

なんでこんなとこまで来たんだろう?

なんでこんなところに立てているんだろう?


高い壁ばかりだったけど

振り返るとあっという間で

時間の流れ行く速さに

驚かされる

今もまだ目の前には

高い壁ばかりだけど


どれだけ世界の空気が淀んでも

どれだけ僕らの生活が息苦しくなっても

どれだけ過去に乗り越えて囚われてを繰り返しても

空はいつでもどこでも

笑えるくらい憎いくらい

青くて

歩道橋の上から見る夕焼けは

涙が溢れるくらい美しい


打ち破ってはまた飲み込まれる

自己否定

自分嫌いは相変わらずで


お前は

ここに立っているに相応しい人間じゃない

悪魔の囁きは

それでも承知の上で上がった舞台だと

今では

上がれた

上がらせてもらえた

その奇跡と恩を少しでも返すことのほうが

僕にとっての指針になって


必死でいたら

年が明けて

夏本番とはいえ

暗くなるのが早くなっていく季節に

なっていました


人を恐れて考えすぎて

一歩を踏み出せないのも相変わらずで

やっぱり僕はどこまで行っても僕なんだなって

ただこれは失望だけでなく

恐らく

僕は僕のまま進んで越えて

ここまで来られたんだろうって


そんなこと言える立場ではまだまだ

ないんだけど


あっという間の

そのあっという間は

数え切れない想いが詰め込められていて

例え頼りない灯りだとしても

これまでの真っ暗が強さになる

優しさになる


いつまでも

そう居たい


ここにいることや

ここに立っていることに

喜びや自信や誇りを持つんじゃなく


ここまで来られたこと

時間

過程

苦しかったこと

悲しかったこと

嬉しかったこと

報われたこと

忘れないで


まだまだ

足りないだらけなんだけど

まだまだ

ここからなんだけど


そうだとしたって

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