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終章:優待銘柄投資の注意点と今後に向けて

終章:優待銘柄投資の注意点と今後に向けて

ここまで、1月から12月まで毎月狙える優待銘柄をピックアップし、それぞれの特徴と短期的な値動きの傾向を分析してきた。

これらの銘柄は、優待の魅力や株主人気を背景に、権利確定日が近づくことで株価が上昇するケースが多く見られる。

最初に5%などと大げさに言っておいて2%前後が多いじゃないか!と思った方もいるかもしれない。

だが、紹介した値動きはすべて「権利確定の前月25日購入、一か月後の25日売却」で統一しているため、上昇幅が少ないようにみえるのだ。

銘柄ごとに仕込むタイミング、売り抜けるタイミングを過去のデータや直近の情報、値動きなどから予測することでプラス数%の上乗せが可能となります。


しかしながら、注意すべきリスクがないわけではない。

たとえば――

•優待制度の突然の廃止

オリックスやKDDIなど、かつて優待の代名詞とされた企業でも、株主還元の方針変更により優待廃止が発表されることがある。

優待目的で保有していた投資家が一斉に手放し、株価が急落する場面も少なくない。

•業績悪化による長期低迷

外食・小売系企業では、コロナ禍のような外部要因で業績が悪化し、優待は維持されていても株価が長期間低迷する場合がある。

•一時的な過熱と反動

優待前の駆け込み需要による上昇に乗って仕込んだはいいが、ぎりぎりまで粘りすぎたため売り抜けタイミングを誤って急落…という典型的なパターンもある。

このように、優待投資には魅力と同時にリスクも伴う。

したがって、「ただ優待があるから」という理由だけで飛びつくのではなく、以下のような視点も持っておくべきである。

•優待の「廃止リスク」を想定し、長期での業績や財務体質を確認する

•過去数年間のチャートと出来高の傾向を参考に「仕込みと売却のリズム」を把握する

•購入するタイミングを1ヶ月以上前にするなど、優待前の高騰を先読みする姿勢を持つ

•セクターや時期を分散し、一極集中を避ける(ひとつの会社に絞らず、4,5社に分散投資する)

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優待銘柄は、知識とタイミングを味方につけることで、配当や株主優待を超えたリターンをもたらすこともある。

しかし、投資の基本は「冷静な判断」と「リスクの管理」。

魅力的な戦略だからこそ、慎重に、そして柔軟に運用していきたい。

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今までピックアップしてきた企業以外にも同じような条件のところは多数存在する。

一家ホールディングス (7127) などもその一例。


本当においしいものは隠したくなるのが人のサガ。

宝の山は眠っているので、ご自身で探していただきたい。


________________________________________




ひとまず優待投資銘柄に関しての話はこれで終了です。


ここまで読んでいただきありがとうございました。何か株取引で反響があればそのテーマに関して執筆したいと思っています。


感想や評価をいただけると次回作への励みになります!

※最後にもう一度繰り返します。株取引は自己責任です。各自吟味して慎重に判断しましょう。

では、素晴らしい投資ライフを!!


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