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安心と心配のまんなかのきもち

作者: 歌川 詩季

 そうゆうものかも。

 あなたにだきしめられてると

 安心と心配のまんなかのきもちになる


 ゆったりサイズのハンモックに揺られながら

 そのたいしておおきくもない 網目(あみめ)のすきまから

 こぼれおちてしまうんじゃないかって

 そんなきもち


 足がつくのをたしかめたプールのなか

 じつはどこかに

 あたしの背よりも深いところがあって

 のんきに背泳ぎを楽しんでるうちに

 いつのまにか足場を失ってるんじゃないかって

 そんなきもち


 ねえ あたしがそんなきもちになるのは

 もちろん あなたのせいじゃないし

 そんなきもちを

 どうにかだとか

 なんとかできるのだって

 あたしじしんだけなんだろうけど

 どうにかしようとしても どうにもなんなかったり

 なんとかしようとしても なんともなんなくて

 それを気に病んだすえに

 心配のほうがおおきくなって

 安心まで不安に飲みこまれちゃったら

 もともこもないから


 安心と心配のまんなかのきもちのまま


 このままでいいや

 安心しきるのは油断だし。

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― 新着の感想 ―
 安心を欲張らないで、心配を失くさないで、現状維持。  難しそうだけど、一番安全なのかもしれないですね。  気持ちって難しい。(*´Д`*)
まん中に立つ気持ち、共感いたします(*^^*) 心配な気持ちに正直に従った事が、よい結果を生むとは限りませんものね(・・;)←自分はまあ、待つのができなくて勇んで失敗する事もままあります(^_^;) …
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