安心と心配のまんなかのきもち
そうゆうものかも。
あなたにだきしめられてると
安心と心配のまんなかのきもちになる
ゆったりサイズのハンモックに揺られながら
そのたいしておおきくもない 網目のすきまから
こぼれおちてしまうんじゃないかって
そんなきもち
足がつくのをたしかめたプールのなか
じつはどこかに
あたしの背よりも深いところがあって
のんきに背泳ぎを楽しんでるうちに
いつのまにか足場を失ってるんじゃないかって
そんなきもち
ねえ あたしがそんなきもちになるのは
もちろん あなたのせいじゃないし
そんなきもちを
どうにかだとか
なんとかできるのだって
あたしじしんだけなんだろうけど
どうにかしようとしても どうにもなんなかったり
なんとかしようとしても なんともなんなくて
それを気に病んだすえに
心配のほうがおおきくなって
安心まで不安に飲みこまれちゃったら
もともこもないから
安心と心配のまんなかのきもちのまま
このままでいいや
安心しきるのは油断だし。