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エッセイあるいは願い  作者: ラスタ
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すべてが繋がる世界

もかれこれ数十年生きてきて、さすがに色々なこと学びました。

それでもまだまだ解らないことだらけで、このまま行っても知れているなと、先が見えてしまった。

それならば、どうしたら良いのか?


繋ぐのです。バトンを。そうしなければ、みんなが道半ばで力尽きてしまう。

技術や知識は、それなりの方法で次世代へ引き継がれます。

ですが、人として気づいたこと、学んだことというのは、なかなか引き継がれてゆきません。

思想家や哲学者が何か書いたり、何か言っていても、小難しく感じて敬遠してしまいます。

そんなの(哲学が好きな)私だって読みません。


そうではなくて、身近なことがらや生活の中から気づいたこと、学んだことを自分の言葉で書いてゆけば、全ては伝わらなくても、読んだ人の中に何かが残るはず。そうすれば、きっと半歩近道できる。よりゴールに近づく。そう思います。


何時か誰かがゴールしてくれたら、それが私の希望です。

私が何か書くこときを止めて、もうすぐ20年の歳月が過ぎようとしています。


もちろんその間、何もしていなかった訳ではありません。

恋愛をして、結婚をして、子供が生まれて、仕事を頑張って、子育ても頑張って、たまには息抜きでゲームをしたり、なろうで小説を読んだりして……。


でも、物書きはしてきませんでした。

それにはいくつかの理由があります。


まず一つに、物理的に時間が限られていたこと。

それまでの一人で居たときと違って、自分の時間というモノが、ある意味『共有財産』的な意味合いのモノへと変化しました。


きっと、結婚の是非というのは、ここが肝なのだろうなと私は思います。

収入や購入したモノが共有財産になるのは、ある意味当たり前ですが、「時間」が共有財産になるということが耐えられるのか耐えられないのかで、結婚を苦にするかしないかの判断が出来るのではないかと考えます。


もちろん、完全なプライベートな時間というモノは必要ですし、確保されるべきだと私は考えますが、必ずしもパートナーもそう考えているとは限りません。ですから、これから結婚される方は、是非ご確認を。(笑)


二つ目に、インプットがなかったこと。

これは一つ目の時間が限られていたことと通じるものがあるのですが、小説を買って読んだり、映画を見たり、海外ドラマや国内のドラマを観て過ごすような、外からの刺激を取り入れる余裕がありませんでした。


こうしてインプットがあまり無かったので、アウトプットにもそれほど欲求がありませんでした。実はこのインプットとアウトプットの関係って、創作をする人にはとても重要なことなのですが、あまり知られていませんし、なかなか人の話題に上ることもないので、自ら気づかない限りあまり知る機会のないものだと思います。


前はあふれるように書きたいことが浮かんできたのに、最近はスランプなのか全然出てこない!と悩んでいるそこのあなた。心配することはありません。


それは才能の枯渇でも、スランプでも何でもなくて、単にインプットがないからアウトプットされないという、「水分を摂らないから、尿意がわかない」とまったく同じ理屈の事態なのです。


創作というと、まるで零から何かを産み出したように感じる方も多いかも知れませんが、全くの零からものを産み出すことは、私から言わせれば不可能です。


私の好きな音楽家の菅野よう子さんは「天から楽譜が降ってくる」と表現します。それも完成形の楽譜で降ってくるそうです。素直に凄いなあとも思いますが、それでも決して零からではないと私は思います。色々なことを吸収して、消化して、それから出てくるもの。それがその人のオリジナリティであり、「他の人と違う」と自分自身が認識するからこそ、それを外に出したくなるのです。


ですから、最近創作意欲が湧かない、書くことが浮かばないなんていう人は、ちょっと寄り道をして、色々なものから刺激を受けましょう。漫画でもアニメでも、映画でも演劇でも。特に、今まで敬遠してきたようなものを積極的に観るのも良いかもしれません。


閑話休題。とにかく、子供に付き合っているというのもあって、私も新しい刺激があまりなく、アウトプットしたいとほとんど感じなかったのです。それが二点目。


最後、三つ目ですが、意義がみつけられなかったのです。

こういう創作活動的なもののモチベーションは、もともと人って持ちにくいものだと思うのです。若くてギラギラしている頃ならまだしも、結婚して子供が生まれたような歳になると、色々なことが解ってくるので、一度落ち着けてしまうと、なかなか腰を上げられなくなってしまうのです。


でも、今日ちょっと20年近く前の、自分の文章を少し読みまして、そこに動機を見いだしました。昔の私でも面白いこと書いてるなと。必要ではないけれど、鋭くはないけれど、ちょっと面白いなと。

それで、なろうに書いてみようかなと、もしかしたら私の文章を読んで、面白く感じてくれたり、何か得るものがあったり、はたまたインスピレーションを得て、もっと面白いことを書く人が現れるかも知れないなと、そう思ったのです。


だからちょっと書き始めます。ひとまず散文的なエッセイから。

例えば、今、目の前にあるコップ、これについてまずは書いてみます。


さて、ここまで読み進めてこられたあなた。

あなたには、さして面白くない文章を読み進める才能(忍耐力とも言います)があります。おめでとうございます。(笑)


時と空間を超えて私と繋がった今この瞬間、あなたは何を思うでしょうか?

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