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祝福のエレメント ~故郷を家族を全て失った皇女と侍女の逃亡劇~  作者: ひじり
第二章 ~禁じられた森を抜けて~
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5 旅人

 彼は、この辺りを旅している最中だったらしい。

それでふと見ると、砂漠で身動きの取れない人間を見つけた……らしい。

砂漠に慣れずに立ち往生する人間は案外頻繁にいるらしい。

アイサイ公国では見た事も聞いた事も無いこのコブのある動物は、『ラクダ』というらしい。

メルはまじまじとラクダを観察する。


撫でてみたい。

面白い動物、こんな子初めて!


彼はラクダにメルとナサを乗せて、自分は下でラクダの手綱を引っ張った。

彼は二人に行き先を尋ねたが、さすがのナサも困惑した。

国の外を知らないので、どこへ行けば良いのか分からない。

できるだけここから遠くへ、と言うと彼は快く応じてくれた。

その前にまず物資を調達したいから近くのオアシス(砂漠にある水や木が生えている貴重な場所、と教えてくれた)に寄っても大丈夫か、二人に尋ねる。

二人は頷く。



長く終わりのない旅が今、始まる。

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