洗濯のり
「私の友達にすごい可愛い人がいて」
学校にあった図工室よりずっと色んなものが沢山置いてある部屋で話しだす
「手先も器用でキーホルダーとか作って私にくれるんですよ」
私は少し気分が良くなりながら作業を進める
「この前もお菓子まで貰ったしクリスマスはお返ししたいなって思って」
目の前にあるのは百均で買える小瓶、スノードームのようなものを作ろうとしていた
「その人、本当に可愛いのに自己肯定感低くて、可愛いのになぁって、本当に可愛いんですよ」
作業しながらで話すので同じことを繰り返してしまう
「本当に可愛いのになぁ」
小瓶に雪の演出になる粉を入れていく
少し手前にある壁の影から一人の人が姿を現した
「そう言ってくれる友達がいるのはいい事なのにね」
私の正面に座った先生は先生の作業を進める
「そうなんですよ、あんなに可愛いのに自分を可愛くないなんて思ってるんです、隙あらばダイエットの本を見に行くし自分が醜いって思われてる気がするって言うんです、本当に可愛いんだからもう少し自信もってもいいのに」
洗濯のりを水で薄めた液を小瓶に詰めていく、
コルクの栓から液が染み出さないように加工を施して蓋にする
「できました」
完成したスノードームを先生に見せる
「あら、良いじゃない、この丸いのが雪みたいで、あら月の形もあるのね、これだけずっと浮いてて本当の月みたい、素敵ね」
先生はそう褒めてくれる、悪いのんて絶対言わなかったがアドバイスはちゃんとくれる先生だった
深夜の今、洗濯糊のあのドロドロを思い出す
今の私みたいだ、
死への恐怖を常に持つ私の今の不安な気持ち、
その中で輝くあのキラキラとしたグリッダーが私の不安さをより引き立たせるような気がする、
私の不安と恐怖をそのまま形にしたみたいだ
虚無感、脱力感、無力感、無気力感、
まるで死を待つだけになったベッドの上にいる気分だ、
もっとも死を待つだけのベッドの上なんてそんな経験は無いのだが、
きっとこんな気持ちだと思う、という想像だ、
あ、良いじゃないかそれは、
死への恐怖をスノードームと同じ方法で表せないか、
良いのではないか?良い案だ、他の人もやってるだろうか、
生きていたら次回先生のところで試してみよう、
洗濯のりのあのドロドロとした液とそれを強く感じさせるキラキラ輝くグリッダーの不安がまぶたの裏から離れない
寝不足の思い付きだったそのままで投稿したので文章や誤字などが酷いかもしれません、体調が良い時に見直して直します。
生きてたらやりますが生きててもやらないかもしれません。体調が良くなる時っていつでしょう、死ぬ時かもしれないのでやっぱり直す保証はできません。




