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凍結  作者: 斎藤雄大
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出かける先のLOVE~お隣のおねぇさんは好きですか?~

俺の名前は、(ひいらぎ) 海志(かいじ)私立聖南学園(しりつせいなんがくえん)の3年生だ。

お年頃で、ロックバンドにハマったと思うと別のにハマってしまうのが俺なのだ。冷めるのが早いな。

そんな俺に昔馴染みの幼馴染 金松(かなまつ) (こころ)と出会った。美人で気立てもいい彼女と幼馴染とは、気が引けるな。出会った帰りに、瞳の綺麗な後輩 笠植(かさうえ) 奈緒子(なおこ)に出会った。ここちゃんに続く美人だな。彼女はひとつ下の後輩で、野暮ったい眼鏡をかけていたけど俺が取っ払ってやった。彼女は、本当に可愛らしいと思う。その日に、我が妹 (ひいらぎ) かな に久しく会えた。複雑な事情の妹だが、俺的には大歓迎だ。彼女は、アイドル業もやっていて毎日が忙しいようだ。少しは、お兄ちゃんも頼って欲しいんだけどな。

そんなこんなで、休日を過ごしている。目的は、正吉の捜索だ。アイツに会って話したい。最近話してない。


「あれっ。海志クン? こんにちわ。休日なの?」

裕香(ゆか)おねーちゃん。久し振りだね。休日だよ。ねーちゃんは?」

「うふふ。買い物なのよ」

「はっ。料理下手が祟りまくったねーちゃんがっ?」

「料理下手って言うな―!」

「あはははは。ごめん」


 彼女は、笹紙(ささがみ) 裕香(ゆか)。俺の家のお隣さんである。24歳なのに一向に結婚をしないのでご近所さんから、自分の息子のお見合い相手として狙っているらしい。職業は、デザイン関係でジュエリーデザイナーだとかなんとか。まぁ、とにかくお高いイメージがある。でも8歳の時からのお付き合いがある俺には、関係のない話なのかもしれない。いや、あるかも。

 顔は、桜色の髪にタレ目な瞳が似合っている。瞳は、ほんのり赭色でねーちゃんらしい。少し焼けた肌に、形の良い唇は男ウケするだろう。スタイルは、目がつむりたくなるほど抜群だった。


「ところでさ、俺の友達探しているんだけどさ。ねーちゃん何か知らない?」

「どんな子なのか言ってもらわないと分からないわよ」

「えーと、青黒い髪で、首筋まであってちょこっとツリ目?」

「ふーん。女の子? おねーちゃん妬けちゃうなぁ」

「なっ、ちげーよっ! 男だって、でも女みたいに可愛いけどさぁ」

「なーんだ。おねーちゃん心配して損しちゃったよ。責任とって鯛焼き5個ね」

「えっ」

「さぁさぁれっつらごー!」


 俺の正吉探しは、打ち切りになりそうだ。正直言ってねーちゃんの食欲は半端ない。財布が一日で空になりそうな予感がした。お財布には野口様は何人いたっけな。


「海志クンって大きくなってまた恋心がぶり返して来ちゃった。責任とってよね」


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