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愚者と勇者  作者: リキア
9/11

変化

読まなくても全然大丈夫なお話です。入れようか正直迷いました。

西暦1052年


その日世界が変わった。


魔王。魔族の王。魔を統べる者。言い方はたくさんある。だがここでの意味は少し違う。

ここで指す魔王とは人類共通の敵。


人類と魔族の戦争が起きてから、500年。

魔族や魔王という共通の敵がいたからこそ、人類間での大きな争いは起きなかった。

つまり、魔王とは人類にとって哀れなスケープゴートのようなものだった。


魔王がいたからこそ人類同士で争うことがなかった。


今日その均衡が崩れた。


人類は人類に攻撃を受けたのだ。

国が国を狙った。

各国に衝撃が走った。どの国も予想してなかったのだ。いや少なからず予想していた者はいた。しかし、500年という月日は多くの人の神経を緩ませるのには充分すぎた。

誰もが人同士の大きな争いは起こらないと高をくくっていた。


だが、起きてしまった。


今まで築いていた国と国の関係は砂上の城の如く崩れていった。

むしろ、今まで起こらなかったのが奇跡なのかもしれない。人の本質は欲望だ。世界には資源にしろ、土地にしろ限られたものがほとんどだ。人はそれらのものを決してわけあおうとはしない。独り占めしようとするのだ。

これは本能だ。だから争いが起こる。


人の歴史を紐解いてみると争いに埋め尽くされている。



賽は投げられた。もう後戻りすることはどれだけ願おうが適わない。


始まるのだ。今までに無い大きな争いが。どうしようもないほど欲望にまみれた争いが。



「ままごとはもう終りだ。始めよう。本当の地獄を。」


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