ある日のLINE
鹿児島の小さな島に住む朔と望海は小学校からの幼馴染である。島に一つしかない中学校に2人とも進学し、何気ない日常を送っていた。
『ねぇ朔?彼女できたー?』
『できるわけないやろ。望海は?』
『昨日告られた。』
『はあ?!誰に?何部?』
『めっちゃ食いついてくるじゃん。おもろ笑』
『いや、望に告白してくるやつなんているんだな』
『なんそれひど。テスト学年2位でしかもバレー部のエースよ?しかも顔もいいし、スタイルもいいし、クラスのマドンナ的存在でしょ?』
『それ言うの俺の前だけにしとけよ笑イメージ崩れるよ。あと、テスト1位でバドミントン県大会3位なったやついるやん?なんでその人は頭もいいし、スポーツできるのに彼女できないんやろね?』
『それって朔やん笑なんでできないんやろうね』
『てか望海は告られて返事は?』
『好きな人いるから無理って言った』
『一生彼氏できんのにもったいな笑てか誰から告られたん?』
『サッカー部の恵太くん』
『あのイケメン振るとかお前すごいな笑』
『だって好きな人いるんだし仕方ないじゃん』
『それでも相当よ笑てか、もう1時やん!早よ寝かせて』
『そっか明日試合やったね。頑張って!おやすみ』
『おやすみー』