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鋭い凡人と鈍い美形と  作者: 雨露 甘雨
7/14

鈍感な君と久々のゲーム

戻ると3人でゲームを始めていた。

うん、早くない?

4人までできるズマプラだ。

僕すっごい苦手なんだけど。

基本操作ならできる。

だが、連続技とか全くわからない。

たくさんありすぎてわからない。

いや実は少ないのかもしれないが、ありそう。

誰だって初めてやって苦手だなと思ったゲームは少しはやるけれど、徐々にやらなくなっていく。

苦手なものは苦手。

それを極めてこそゲーマーなのかもしれないが、僕はそこまでではない。


「おぉタツ!ボコしてやるから来い!」

「やっだぁ…」


嫌々ながらも強制参加だろうし向かう。

両親はソファに座り、僕とリュウは床に並ぶように座り、コントローラーをもった。

なぜ4つもあるんだよ…

いつ買ったんだよ…

3つしかなかっただろ、


「よし恵子、協力しよう」

「なっ、ずるい!」

「タツ〜」

「あぁもうこの人達弱いものいじめ好きすぎない⁉︎」


このゲームをリュウとやるのは初めてだ。

父は僕と同じくらい弱いが、母に毎度姫プされるので、倒そうにも倒せない。

リュウはどうやら母よりも強いらしく、守っていたはずの父が落ちた。

一対一というところで2人はどんな手で操作してんだと思うくらい色んな技を使っていた。

実際に手を見てもよくわからん。

カチカチとコントローラーを押す音と、ゲームキャラとBGMの音だけが耳に入る。

2人は真剣で、その顔は少し怖い。


「強いわね、龍司くん」

「恵子さんこそ!」

「辰眞、俺らってなんだろう」

「自分の事をモブだと思って見守るんだよ父さん」


初戦はリュウが勝った。

次々とステージを変え、やっていく。

もちろん1番最初に落ちるのは僕。

他の人じゃ負けてばかりじゃ面白くないかもだが、僕は母さんとリュウの戦いを見ているだけで楽しいからずっとやっていられる。

それはきっと父さんもだろう。

あのニコニコした表情、僕と同じだ。

1時間ほどゲームを続け、母さんがハッとした表情を見せ、立ち上がった。


「あ、そろそろ食器洗わなきゃ。別のゲームでもしてる?」

「俺手伝う」

「ありがとう!さすが盛夫さんね!」


別のゲームか。

2人でするならと考えたのがいつものゲーム。

まだ確認してなかったが、トラウマになってないよな?と心配しながら、スマホを取り出す。


「リュウ、久しぶりにコレ、一緒にするか?」


軽く聞く感じで聞いてみた。

少しでも嫌がった表情を見せたら別のゲームでも提案しよう。

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