表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
<R15>15歳未満の方は移動してください。
この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。
この連載作品は未完結のまま約3年以上の間、更新されていません。
今後、次話投稿されない可能性が極めて高いです。予めご了承下さい。

曇りときどき晴れか雨

作者:冬守狸桜
とあるところに、二匹の邪竜がおりました。
二匹はとても傲慢で、我が儘で、自分勝手な性格でした。

ある時二匹は王を殺しました。
理由などは誰も知りません。

そのことに国民はひどく憤慨しました。

王の騎士に竜を殺せと誰もが言いました。

しかし、邪竜はひどく口達者。
逆に邪竜の仲間になってしまいました。

彼らは仲間の証といい、「星」の刺青を左の甲に彫りました。

あまりにも強大な力を持った二匹の邪竜と八人の騎士に、国民たちは手も足も出ません。
逆に多くの国民が命を落としました。

家族を、恋人を、親を、子供を、そして友を、多くの者たちは失いました。

その多くの悲しみに、女神様は応えました。

女神様は二柱の神を従え降臨した神々は、最も容易く二匹の邪竜と八人の騎士を殺し、国に安念をもたらしました。

そして去り際、女神はあることを言い残しました。



邪竜とその使徒たちは、いずれまたこの地に舞い戻る。

穢れた魂はこの地に混沌を招き、破滅へと導くだろう。

故に殺すのです。

転生を繰り返せば、いずれ穢れは浄化されます。

それまで殺し続けなさい。

そして穢れが払われた時、友として迎えなさい。

そう言い残し、女神と神は姿を消しました。




女神の言葉に恐れをなした人々は、いずれ生まれてくるであろう子供たちを殺し、この地に安念をもたらしたのでした。

めでたしめでたし。





さてさて。
これはお伽話、あるいは民話、あるいは神話、
またあるいは、
作り話と呼ばれたお話です。
しかし、真実を知る者はいませんでした。
王を殺したのは本当に邪竜だったのか、印を持った者が本当は何をしたのか、その印を付けたのは誰だったのか、誰も知らなかったのです。
唯一、印を持った者達を除いてはーーー。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ