第10話 弓音と俺は、幼馴染だ!
「…ふぁ〜…」
「どぉ〜したのぉ〜?」
ん、おかしいな…眠いせいか、意識が遠のいて、弓音の声が、とろくきこえ・・・
「わぁっちょ、、、ねぇ!ユキちゃん?あれれ?寝ちゃったの?ねぇーてばー!!!」
気がつくと、そこは、天井がある、白いカーテンの部屋で…
つか、ここは…?
周りを見渡す限りでは、保健室だが…
「あれ?俺は、どうしてここに…」
「あっ天宮君目覚めたんだ」
そう言ってくるのは、保健室にいる、保健の先生こと、梅雨先生だ。
「今日は、増大な、夢を見てまして・・・、魔法がどうとかというのを…」
と、俺が、今日あった夢のことを話すと、梅雨先生は、「え?」という顔をしていた。
なので、その話を少々の時間を使い、話していた…
「それ、私も見たわ…天宮君、リーダーご勤めお疲れ様でした」
「え?あっはい」
ちょっと、驚きだ・・・。
「…ところで、他の人には、このことを聞いたの?」
「いえ、聞く時間がなかったので」
「そう…」
と、梅雨先生は、納得したご様子だ。
「ああ、天宮君、後で、籠晴校長のところに行ってくれるかしら?」
「ええ、いいですけど…?」
「それと、私には、敬語でなくてもいいのよ?」
「でも、仮にも先生と生徒だし…」
「まあ、それを言われると、いいかえせないんだけど・・・」
いきなり何を言い出すかと思えば、つまりは、同級生のような接し方でいいと…。
そういうわけですか…でも、仮にも、先生と生徒。
使い分けはしましょうよ…
なんて、思っていると、学校のチャイムがなり、そに数秒後に保健室のドアを思いっきりあける音が聞こえた。
「大丈夫ー!!!???」
この八雲 恵那がやってきた。
「あっああ…この通り、ピンピンしてる」
と、突如現れた存在に、びっくりしつつ、返答はした。
「ほんとに?まっまあ、いいんだけど…弓音も心配してたよ?」
「そっそうか」
まあ、突然寝たしな…つか、誰がここまで俺を?
「そういや、ここに、どうやって運ばれてきたんすか?」
と、梅雨先生に質問をしてみると、表情を笑いに変え
「それがね…フフッ弓音ちゃんが、校門の前まで運んで来たのはいいんだけど、つかれちゃったみたいで校長先生に頼んだらしいのよ」
「へぇ、って、校門の前まで!?」
あいつに、そんな隠された力が…
その後、先に口を開いたのは、八雲だった。
「知らなかったの?結構有名だよ?」
「知らない」
「まあ、女の子の間だけだけどね」
「そうなんだ」
と、会話に返答をすぐ返し、八雲も何も言えず、沈黙が続いた…。
が、すぐに話題を見つけ、八雲から口を開く
「ねぇ!天宮は、弓のこと好き?」
そのとき、思いっきり、口から何か出そうなぐらいの勢いで、吐いてしまった
もちろん、何も出てきてないが。
「ちげぇ〜よ!俺と弓音は、幼馴染だ!」
と、返答をした俺…。
まあ、必死の抵抗だったから、微妙に笑われたけどね…。




