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日向家

「今の奴らは、紋が日向家の下っ端だったから手を出したが誰かが見てたらどうするんだ」

ミサにつんつんとつつかれている気絶した陽介にいる

「言い換えて、殴っていいか判断するって言うと印象悪すぎですね」

つつきながらミサが反論してくる

「俺らは弱い類だからそうやって生きてくしかない」

「すいません」


 日向家、冷酷な一族、利益を求め、仲間をただの道具と考える家

その家の令嬢は、日向 姫。確か、術式は『人形操術』。魔法系。

 家にぴったりの術式だ。動かないものなら何でも操れるそうだ


「あれか」

白い髪に冷たい目、見た目に沿わぬ熊の人形を所持している


「お母さん・・・」

とつぶやいていた


「お母さん?」

日向家の令嬢が呟いていた意味が分からず、会場に従者二人を引きずりながら、向かったが


「時間切れです」

頭の上に団子を乗せたおばさんに言われる


「「え?」」

「試験は終了しました。あの伊野家によって皆さんの予定を狂わせないよう先に始めたのです。それが終了しましたと言っているのです。まぁ、あなたたちは元からアルファクラスだからいいでしょう」


試験を受けられなかった俺らは自動的に帰宅となった


汗をかいてしまったので、大浴場へと従者二人を引き連れて向かうと

あの5人組の大将と出くわした


紅葉は、陽介の腹に肘を入れる

「さっきは、どうもすみませんでした」

陽介は深々と謝る


「わっ分かればいいんだよ。あと、伊野様の近侍だとは知らず。すまなかった。あんな暴言を」

「全面的にこいつが悪いから気にするな」

「あ、ありがとうございます。」

「というより、何でここにいるんだ?」

ここは、ある程度、権力がないと泊まれないはずだが


「ああ、僕は日向 姫様の近侍なので、」

『なるほど、オーナーは国同士の衝突がマンション内で起こらないか不安だったから、あんな態度を』

「日向様はどこにいるんですか?」

にこやかにミサが聞く


「くっ黒瀬さん、えっえっと、あっ確かもうすぐここに」

「?まぁ、いい。近侍なら同じクラスだよな。よろしく。」

と紅葉が手を差し出すと


「ひっ。よっよろしくお願いします」

いいひ怯えながら握手した


5人組の大将は大浴場へと向かった


「いい人でしたね」

ミサがそういうと陽介がビクつく


「おかしいな。ほとんど記憶は消したはずなんだが」

「あれは、脳裏に焼き付くレベルですから」


そう話していると

カランと桶が落ちる音がした

「おかあさん?・・・いえ、人違いでした。失礼します」


日向家の令嬢だな


「えっミサちゃん、こんな大きな子供いたの?何歳で産んだの?」

今まで、気まずくて黙っていた陽介が発言する

「産んでないです産んでないです。多分初対面だと思うのですが」

ミサは慌てて否定するが

「よく見ると似ているな」

「紅葉様まで」


本当に似ている

容姿はあまり似ていないが初めて会ったミサそっくりだと思った


あまり笑わず、端的に会話を済まし、極力、人と関わらないようにする


あの頃のミサに

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