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従者の実力

紅葉は隣の物音で目が覚めた

刀と呪符を持ち、武装を28秒で整える


そして隣の部屋をのぞくと、


ミサと陽介が模擬戦をしていた


陽介は二丁拳銃を使い、距離を取りながらも、呪術を使い罠を張る

それに対し、ミサは自慢の大鎌を使い、陽介の罠と銃を避けながら距離を詰めようとする


ミサが呪術を使い、急接近すると罠が発動し、とても大きな食虫植物がつるを伸ばす


それにミサが反応して、死神の呪いの込められた鎌を振り落とすと、つるが枯れて、消え散る


ミサが呪符を投げると、呪符がすべて、爆発機能を持ったものに変わる


ミサはほぼすべての呪符を爆破させる

呪符についてよく知っていないとできない行動

間抜けな雰囲気を出している割には、頭がいい


「まずっ」

陽介が言葉をこぼす。

新しい呪符を出し、距離を置く

それを鎌で切り裂こうとすると、爆発した


煙が晴れるとそこには呪符にがんじがらめにされたミサがいた。


爆発させるわけにもいかず。鎌を口で加え投げる


それを、陽介が躱すとそこには、ミサはいなかった


陽介が敵意を感じ、後ろを振り向くと、口で鎌を咥え、攻撃しようとしているミサがいた


鎌はミサがずっと持っていた。幻術を使ったから鎌を投げたように見えただけで、武器を捨てるという愚直はしていなかった


今度こそ攻撃を陽介は避ける


「式神 クラーケン」

地面から無数の触手が飛び出る


口で器用に触手を一本一本、体液を浴びながら、切っていく


「術式開放『鎮魂歌』」

ミサが術式を開放した


術式開放とは、呪術師が使える必殺技のようなもので使うのに大量の呪力を対価に1000人分の力が手に入る。そのなかでも、憑依系、召喚系、魔法系(呪いとは違い、相手に跳ね返すことができないためそう呼ばれている)の3種類ある

術式を得るには儀式を行うのだが、その術式の強さは精神の強さと比例する。

精神力が足りないと廃人になってしまうケースが多いため、使える奴はめったにいない


ミサが術式を開放すると、地面から骸骨が沸き上がり、多方から陽介を追い込む


それに対し、陽介は

「術式開放『施錠』」

陽介が術式を発動させると、骸骨達とミサ。そして、陽介の足にかぎのマークがついている

 足による行動が制限され、ミサと骸骨達は動けなくなってしまった。


「チェックメイトだよ。ミサちゃん」

陽介が銃口をミサに向け、そう告げると

すっと骸骨とかぎのマークがすっと消え

二人は寝っ転がる


召喚系のミサと魔法系の陽介

魔法系は召喚系に数の暴力で大体やられてしまうから弱いはずなのだが

陽介の術式は範囲攻撃だったため、一気に行動不能にしてしまった

しかし、ミサは焦らず一体でも骸骨を残していれば、勝てたかもしれないな

精神のたるみがみられるな


「お疲れさん。二人とも。疲れたところ悪いんだけど、忠告しておく」

二人とも天井を見ていたが

視線を紅葉に移す


「最弱国だから、見逃されてるということをこの学園では忘れるな。絶対に術式だけは使うんじゃないぞ。まだ、他の国には勝てないからな」

「「承知しました」」


「あと、ミサには精神特訓を明日受けてもらう。覚悟しておけ」

ミサはビクッと反応しこっちを見る


「ま、まさか、虫地獄ですか?」

「よくわかったじゃないか」

ミサの真っ青な顔と声に笑顔で答える


「虫はいやぁ、虫はもう嫌なんですぅ」

と朝のマンションによく響いた


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