お葬式で恥をかかないために持っておくべき知識
マナーとは人と人との礼儀であり、やりとりです。祝いの席でよく『無礼講』という言葉が使われる事からも分かりますが、明るい場では堅苦しいマナーは気にされない傾向があります。
つまり厳粛な場でこそマナーの必要性は強くなるのです。今回はその最たる例である『お葬式』のマナーについて学びましょう。
どれだけ偉大な人間だろうと結局最後には死ぬ。人生は、死の方向へしか進みませんので。
さて、『死』という重いテーマを扱うに当たって、まずはあなたに軽い世間話をば。マナーとは関係ありませんが、ここで雑学クイズです。
かつて中国大陸を支配した始皇帝は死を恐れ不老不死の薬を探し求めていました。そんな中、家来に不老不死の薬だと献上されたとあるものを飲み、死期を早めてしまったと言われています。さて、それはなんでしょう?
答えは分かりましたか?
答えは『水銀』です。
現代日本では水銀は毒であると周知されていますが、当時の中国ではまだまだそういった知識が広まっていなかったようです。水銀より青汁を飲めばよかったのに。
ちなみにですが、贈り物に水銀を選ぶのはマナー違反です。理由は水銀の元素記号がHgなので、レイザーラモンHGを連想させるからです。注意しましょう。他の理由としては『そもそも意味が分からない』『そもそもいらない』などの声があります。
ということで雑談はここまで。次ページからは実践的な『お葬式』マナーを守って学んでいきます。