お見舞いには、植木鉢の花を持って行っても良い
若い方はご存知ないかも知れませんが、かつて平成の時代では、お見舞いに植木鉢を持っていくのはマナー違反とされており花束を持って行くのが推奨されていました。
なせなら植木鉢の『根づく』というイメージが『寝付く』という言葉を連想させるためです。
しかしもちろん、令和の時代は違います。
なぜなら切り取られた、どうあがいても数日で枯れて死ぬしかない『終わった花』を送るよりも、地面に根を張る健康で力強い植木鉢の花を送った方が縁起が良いと皆が気づいたからです。
なので近年は、枯れにくい植木鉢の花を贈るのが良マナーとして浸透して来ています。
あとは見舞い客同士でバトルになった場合、花束と植木鉢の殴り合いで植木鉢が勝つ点も好まれています。
ところで、あなたは送る花の種類にもマナーが存在するのをご存知ですか?
間違えた花を贈ると、相手の精神に大きなショックを与え最悪その精神の不安定が原因で人を死なせてしまいます。そうなったら、あなたが殺したようなものですね。この人殺し。
というわけでここでクイズ。
下記4つの植物の中で、マナー違反とならないものはどれでしょう。正解はひとつだけです。考えてみてね。
【問】
菊・バラ・シロツメグサ・シクラメン
わかりましたか。それではひとつずつ解説していきましょう。
【菊】
菊は花が落ちるとき首から落ちるため、死を連想させ縁起が悪いです。
避けましょう。
【バラ】
バラはトゲがあるため、怪我の恐れがあります。
当然、避けるのが無難です。
【シロツメグサ】
シロツメグサは『シロ』の部分が『死路』つまり死への道筋を、『ツメ』の部分が『指を詰める』を、『グサ』の部分がナイフで刺された時の効果音をそれぞれ連想させます。避けましょう。
【シクラメン】
シクラメンは『死』『苦』を連想させるためマナー違反。
かと思いきや、『ラメン』つまり『ラーメン』という言葉が入っているので良マナーです。
「病気を治してラーメンを食べるぞ」という前向きな気持ちが湧いて来ますね。あなたは何ラーメンが好きですか? 私はカルボナーラが好きです。
という事で、持って行くべき花は『シクラメン』でした。
……ん
でもよく考えたら、植物は『植物状態』、つまり病院にいらっしゃる方にとって非常に不吉な言葉を連想させますよねぇ????
前言撤回。
植物は全部『マナー違反』です。
ここまで読んだ事は全部忘れて下さい。もう二度と読む必要がないので、これまでのページも千切っておいて下さい。(ガムの包み紙に使おう)
時間を無駄にしましたね〜。ペッ(唾を吐く)