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理系蛮族の救急カバン事情

作者: Thera



 こんにちは。調子に乗って連続で作品を書いた理系蛮族乙女テラですどうも。


 最近暑い日が続きますよね。そのせいでクマたちが完全に夜型にシフトしてます。

 もう全然私の前に出てきてくれないんですが、夜は彼らだけの時間だと思ってるのでお邪魔したくないんですよね……彼らの都合だから、仕方ないですけども。


 っというか!


 シカは小川の近くでのんびりたむろして!


 サルは木陰に群れてのんびりランチ!


 アナグマは夕方にしか出て来ず!


 キツネも涼しい川沿いを中心にうろついている!


 この炎天下でうろついている生物なんて、ホモ・サピエンスだけですよ。

 危険を察知したら、環境に応じて行動を変える。それこそが生物が生き残る為の最重要項目であり、それができなかった生物が滅んできた……ってのを歴史が証明しているんですけどね。

 動物としての大事な本能を放棄してしまうのは良くないと思いまーす。


 私はもう、日中はけものたちを見習って寝ようと思います。川辺の木陰、トンボが多くてダニが少なそうな草地でおやすみなさい……。



○○○



 さて。前置きはこの辺にして、今日は救急カバンの中身について軽く紹介したいと思います。


 理系蛮族は昔、そこそこのピンチに陥った際に技術がなくてやきもきしてしまった経験があるので、野外災害救助法について少しかじった経験があります。

(野外災害救急の国際資格は日本でも取得できるので、興味がある人は調べてみてください)


 ですが、全てのトラブルを想定した道具を持ち運ぶのは難しいんですよね。単純に重いから。

 調査の際には工具一式や一リットル以上の水、満タンのバケツやら上下の雨具などを背負っています。

 私はわりと身体がザコい分類に入るので、少しでも軽くする工夫をしないと、怪我をする前にバテてしまうというわけなのです。


 ですので、とりあえずの処置ができる道具だけを厳選してジップロックに入れています。んでもって、薬類は車に置いています。

 ジップロックを使う理由は、他の人が私のザックを漁った場合でも、一目で救急セットだと分かるからです。


 中身はだいたいこんな感じですね。


【持ち運び用】

○フィールドノート

○ゴム手袋、ビニール袋

○簡易ゴーグル

○ハサミ、メス

○ピンセット(通常、ダニ取り、毛抜き)

○ポピドンヨード消毒液

○ガーゼ

○注射器

○包帯とテープ

○ホテルにあるアメニティの化粧品拭き取り用脱脂綿と綿棒の抗菌セット

○ヘッドライト

○エマージェンシーシート使い捨て用

○塩分タブレットとブドウ糖


【据え置き用】

○葛根湯

○虫刺され薬

○三角巾

○抗生物質

○湿布

○ロキソニンと胃壁保護薬


 電車で執筆していて中身を見ていないので、書き忘れがあるかもしれませんが…まぁだいたいこんな感じだったはず。です。


 まず最初に、処置の仕方が一通り書いてある専用のフィールドノート。

 他の人が見た時もそうですが、慌てると技術がすっぽ抜けるので、自分が分からなくならないように入れています。


 次にゴム手袋とゴーグル。主に感染症予防の為に入れています。山の中だと手が汚いので。

 川で手を洗ってポピドンヨード消毒、の上から手袋してました。もっといい処置があるよって方は教えてくだせぇ。

 ビニール袋はゴミ用と、汚れた器材用です。いちおう分類が医療ゴミなので、血が付いたゴミは怪我した本人に持たせます。


 ハサミは包帯やガーゼを切るのに便利なんですが、個人的に重宝してるのはカットの必要がないホテルの脱脂綿&綿棒のセット。

 ちょちょっと消毒液付けて拭くだけならあれで十分です。しかも1セットずつ袋分けされてるので扱いやすい。


 ピンセット三本のうち、一番使うのは毛抜きですね。手に刺さったトゲがうまく抜けます。

 ダニ専用のものを入れているのは、半端な道具でダニを無理に引っ張ると、身体の中にダニの体液が逆流するから。据え置き抗生物質は主にダニ用です。


 ポピドンヨード消毒液は、傷の消毒の他に、洗浄用の水の消毒にも使えます。注射器に入れてプシャーとやれば、水筒やコップからかけるよりも水の消費を減らせるといった寸法です。


 それから塩分タブレットとブドウ糖。熱中症対策と、シャリバテ&意識低下の対策用です。普通に美味しいので頻繁になくなります。お供は麦茶です。


 ブドウ糖を選んだ理由は、吸収が早く、効果が最も現れやすいから。ラムネとかがちょうどいいですね。

 一気にぼかっと食べて血糖値あげれば、二日酔いと眠気も一時的に遠ざかります。ラムネは最強説を全力で推して行きます。


 あとは……特筆するべきものはありませんね。

 まぁいろいろと道具持ってるんだなー、へー、くらいの認識を持っていただけましたら幸いです。


 ですが、ここで大事なのは道具ではないと恩師に教わりました。


 実際に目の前で人が倒れた、災害が起きた、手に余る創を負った人がいる……そういった現場を目の当たりにした際に、『冷静に対処できる』。

 冷静に在り続ける事自体が、一般人である我々にとっては一番重要な事なのだと。


 その為の知識、その為の道具です。この場合で何ができて何ができないのか、何をしたらまずいのか。

 最低限の理解があれば、目の前で人が倒れても慌てず対処する事ができます。


 これを聞いて、助けが来ない自然環境下や、災害時での応急処置についての国際資格を取得できる野外災害救助資格に興味が出た方はぜひ調べて見てください。

 一般人も取得可能な基礎の資格は、一泊二日で取得可能です。医療従事者専用の資格ランクも存在しています。


 んで、出血とか戦闘とか、自作に活かしたい戦闘特化の応急処置について知りたい方は、『イラストで学ぶ戦闘外傷救護』という書籍をお勧めします。


 ファンシーな表紙からは予想しにくいですが、中身は本格的な医療単語を交えた専門書。読んで本当に驚きましたよ。とても為になるし、私のような素人が読んでも分かりやすいように図説してあります。


 実際に読者がテロに遭った時のことを想定して書いてあるので、万が一が起きた場合に落ち着いて行動する為の一助にもなると思います。


 今回はこの辺で締めくくるとしますかね。それでは皆様、ごきげんよう!

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― 新着の感想 ―
[一言] 感想へのご回答ありがとうございました。 作品のページになにか出るのかと思いこんでいたのですが、メッセージボックスに来るのですね。 未読の連絡みたいなものもなく、さきほどやっと気が付きました。…
[気になる点] 葛根湯、抗生物質、胃壁保護薬についての解説はないのでしょうか? 他にもたくさんの選択肢があると思いますが、その中から葛根湯を選ぶ理由について説明いただけないでしょうか? おすすめの抗生…
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