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神様が自分の世界に降臨したら  作者: 冬黒兎
第一章
7/13

閑話「暗黒神は暇を持て余す」

「はー、クッソ、ゼロノファクトの奴め、1人で自分の世界に行きやがって…俺も連れてけよ」


全身が赤黒い鱗に包まれた巨大なドラゴンは1人ため息をつく

このドラゴンの正体は暗黒神ニゲラ 暗黒界を管理している神様である

そしてゼロノファクトの世界を溺愛する神様でもある


「はぁ…ゼロノファクトの世界行きたかったなぁ」

「あー、ニゲラ様?暗黒界西方面にて覇王軍と魔王軍が交戦を開始しました」


ニゲラの配下の上級天使がそう告げる

天使といってもニゲラの配下の天使はニゲラの趣味によって

全員黒い羽の紅い服で不気味さが漂っている


「お、ようやく始まったか、あいつらちまちま戦争の準備しててつまんねぇんだよな、ま、始まったなら観戦をするか」


そう言ってニゲラはしい赤と黒が混じったようなポニーテールの美女・・に変化する

そしてニゲラは何処からともなく大きめの鏡を取り出し暗黒界の魔王軍と覇王軍の戦争の様子を移す


「おーやってるやってる」


ニゲラは楽しそうに見ている

暗黒界は他の神の世界より生命の強さが異常な程に強くなっている

一様人間も昔は存在していたらしいが直ぐに覇王軍と魔王軍に消された

特に魔王と覇王となると強さが格別らしい

例えば魔王軍の雑魚がゼロノファクトの世界の四天王に匹敵する力を持ってると見ていい


〜暗黒界での約50時間後〜


ニゲラは楽しそうに呟いてため息を吐く


「あぁ、楽しかった、あ、覇王が輪廻転生可能になってる…流石覇王、死んでも尚生き続けるか此処は覇王の魂に免じてゼロノファクトの世界に転生してやるか、暇つぶしにもなるし」


そういって輪廻転生の輪と言われる巨大な輪の中から覇王の魂だけを抜き取る

そして念話を使う


《あーゼロノファクト?俺だよ俺俺》

《ふぁっ!?なんだよびっくりしたニゲラか、どうしかしたか?》


《ちょっと俺の世界で覇王が死んでさ、輪廻転生の条件満たしてるからお前の世界に送っていいか?》

《あー?覇王つったらめっちゃオーバーチートじゃん、嫌だよ、深海の世界にでも送っとけよ》


《やだよ、あいつらめっちゃ怖いし、な?俺とお前の仲だろ?》

《はー、分かったよこっちも丁度勇者召喚終わったし、ついでな後覇王の力50/100ぐらいに封印しとけよ》


《おぉ!流石ゼロっち、神界戻ったら結婚しよう》

《ゼロっち言うな 後結婚はしないからな、これ以上神増えても意味ないし、子育てめんどいし》


《ハッハッハッ 流石ゼロっちだ!じゃあ、またな》

《お、おう、》


念話が終わって一息


「ふぅ、ゼロっちとの子供なら喜んで産むのになぁ」

「ニ、ニゲラ様!?ゼロノファクト様と子作りをするんですか!?」

「あぁ」


ニゲラは上級天使をからかうように頷く


「!?」

「しようと思ったらゼロっちに拒否られた」


そしてネタバラシ


「ふぅ、ニゲラ様?分かってると思うのですが子供産んだら自分の世界を一時的に離さないといけないんですよ?」


上級天使は説教をする母親のようにニゲラに問う


「あぁ、分かってるよ、でも高天原に最悪預ければいいと思うけどなぁ」

「それでもです!もし神同士で子供なんて作ったら神界大騒ぎですからね!?しかもゼロノファクト様は他の女神の方々にも人気なんですから!他の神界にも噂になってるらしいですよ?」

「なに、それなら尚更渡せないな」

「諦めるという選択肢はないんですかぁぁぁあ!!!???」



そして今日も天使の叫び声は響く


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