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脱皮

作者: ゆきなし りすみ

なぜかいかないだろう場所に行けちゃうんです。

人参ぶら下げられて

でもちがってて。

あのとき 飛び込みそうだった

すべてが閉ざされていた

見えない箱のなかで

もがいていた

アルペジオの空間で

見つめ直した

幾年にもさかのぼった

不幸を見ていたと

なぜ私が連れて行かれたのか

その意味を探る

その空間で見えた苦しみ悲しみを

開けられぬ見えないドア

開けられぬのに

あると伝わるそれ

まわりのウソ そしてそのウソは殺人者の顔をしている

私が線路に飛び込みそうになったこと

忘れてはならない

その悲しみを日常に持ち込んではならぬと

伝えたかった

そして 私は その世界から脱出し

新しく自由な空間で

息をしている

あのとき連れていったもの

もうないといいなぁ


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