弟子との別れ
「よし、死なないように気をつけろよ。ロラット。はっきり言ってお前が勝てる相手では無い。」
「分かりました、足でまといにならないよう頑張ります。」
ドルッキ将軍はロラットに突っ込んだ。剣を素早く振るが、ロラットは何とか防いだ。
パテイは驚きを隠せなかった。
「以外だな、あれで斬られたと思った。」
「舐めないでください。一生懸命修行したんです。」
パテイは隙を付き、ドルッキ将軍を突き刺した。だがドルッキ将軍は立っている。
「ダメージ無しか…やっぱ凄い奴だな。」
パテイが穏やかな目で話した。
「褒めてる場合じゃないでしょ!気を付けてください。」
ドルッキ将軍は刺さった剣から炎を出した。炎はどんどんパテイの方へ近づく。
パテイは剣を手から離した。
剣が地面に落ちる。
「しまった!おいロラット、お前の剣をくれ!」
ロラットは剣をパテイに渡した。
「さて、武器が無い今、俺がすべきことは何だ…」
ロラットは考えながらブルリ将軍を見た。
ブルリ将軍は球になった木を触れている。
「終わった…さてと、後はドルッキに触るだけだ。」
「出来ましたか?」
ロラットが尋ねる。
「ああ、この球体を全てN極にした。ただ問題は…」
「ドルッキ将軍ですよね。」
ロラットが食い気味に答える。
「そう。少しでもあいつの動きを止めることが出来れば。」
「そこで良い考えが浮かんだんです。少し剣を貸してくれませんか?」
「分かった。」
ブルリ将軍はロラットに剣を渡した。
ロラットは剣を受け取ると自分の身体を軽く斬った。
「ぐっ…!」
流れた血にカプセルを使い、ロラットの血は球体となった。
ロラットは球体を持ち、2人の戦いを見た。
「今だ!」
ロラットは隙を見てドルッキ将軍に向けて血の球体を投げた。
球体はドルッキ将軍の片足に当たった。
ドルッキ将軍の片足は溶けていく。ドルッキ将軍はバランスを崩した。
ブルリ将軍はドルッキ将軍へ突っ走り触る事に成功した。
パテイは急いでこの場を離れた。球体となった木がドルッキ将軍へ物凄い速さで突っ込んだ。
球体は次々とドルッキ将軍の身体を抉っていった。
ドルッキ将軍は静かに倒れた。
「終わった…」
パテイは涙目で静かに言い、血をドルッキ将軍にかけた。
ドルッキ将軍は溶けて消えていった。
ロラット達は兵士だった者の処理を行い、兵士と合流した。
「王は見つかったか?」
ブルリ将軍は兵士に尋ねた。
「はい、見つかりました。王は兵士と一緒に城に戻られました。」
「ご苦労、我々も城に戻ろう。」
ブルリ将軍が答える。
ロラット達は下山した。
城に着き、王にあった。
「ブルリよ、ご苦労だった。感謝する。そして、パテイとロラットよ、お主達の活躍により私は今ここに居る。本当に感謝する。」
センカ王がロラット達に感謝を述べた。
再びセンカ王が口を開く。
「それにしてもロラットよ、お主運が良いな。」
「どういう意味でしょうか?」
ロラットはなんの事だか分からなかった。
「何も聞いてないのか、お主の師匠、ロラットはかつて伝説の将軍と呼ばれていたのだ。」
「センカ王、その話はもうよしてください。」
パテイが恥ずかしがる。
お構い無しにセンカ王が話し始める。
「なぜ伝説の将軍と呼ばれているか、それは、13年前くらいの事だ。」
センカ王は昔の記憶を辿った…
~ここは西の大陸のどこか~
✕✕は生きた。何事もなく生き残ることが出来た。
「ふぅ、何とか生き残った。本当に良かった。まさか生き残るとは思わなかった。さてと、魔王様の元に帰れるだろうか…」
✕✕は生き残った喜びとこれからの不安の気持ちが混ざっていった…
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