燃える山頂
炎の中から鎧を着た人物が現れた。パテイとブルリ将軍は困惑した顔をしていた。
「あの金髪、ガタイのいい体、顎髭、間違いない。ドルッキ将軍だ。」
パテイが答えた。
「最悪の状況だ。」
ブルリ将軍が構えながら言う。
「本当にな。」
パテイも構えながら答えた。
ドルッキ将軍は剣を手に取り、剣をブルリ将軍へと向けた。
「パテイ様、こいつとは1人で戦ってもよろしいですが?」
「いいだろう、お前らは昔からライバルだったからな。ただし、ヤバそうだったら手を出すからな。」
「ありがとうございます。」
ドルッキ将軍はこの言葉を待っていたかのように、パテイの許可が降りた瞬間、ブルリ将軍へ向かった。
どちらも目には見えないくらいの速さで剣を振りあった。
「強いんですか、ドルッキ将軍。」
ロラットが2人の戦いを見ながら尋ねる。
「あいつはただ強いだけじゃない。あいつの強さは2つある。1つは単純な戦闘能力。もう1つが単純で強いスキルだ。あいつは炎を扱える。これが厄介だ。」
「勝てますかね、ブルリ将軍。」
「心配することは無い。ブルリ将軍にもスキルはある。あいつのスキルは触れた物体を磁石にするスキルだ。それに、戦闘能力だけで見るとブルリ将軍の方が高い。」
「なるほど。でもここは山ですから、ドルッキ将軍のスキルがかなり厄介になりませんか?」
「そうだな…」
パテイは答え終わると静かに2人の戦いを見守った。
ブルリ将軍はドルッキ将軍の身体を突き刺した。ドルッキ将軍は刺された箇所に手を当てた。
「いいぞ!このまま頑張れよ、ブルリ将軍!」パテイが話した瞬間、ドルッキ将軍は手を空へ上げた。
ロラット達は炎に囲まれた。
「あいつも本気になったぞ。ロラット、俺達も手を出すぞ!」
「はい!でもどうやって…」
「そうだな…お前が周りの木をカプセルにしてそれを俺が固める。固めた奴をブルリ将軍が磁石にしてドルッキ将軍にぶつける。これでどうだ?」
「分かりました。」
「よし、聞いていたか?ブルリ将軍。」
「はい、バッチリ聞こえてます。私が時間を稼ぎますので、なるべく早くお願いします。」
ロラットは次々と木をカプセルにしていく。だが、木々は燃えていき、少しずつ無くなっていく。
パテイもどんどん固めていき、ブルリ将軍に合図をした。
ブルリ将軍はひたすら剣を振る。
「やりましたね!」
とロラットが言うとパテイは険しい顔で答えた。
「いや、ここからが問題だ。ブルリ将軍の磁石にする条件は手に触れなくてはいけない。つまり、ブルリ将軍はドルッキ将軍を触る必要がある。」
「大丈夫でしょうか?」
「分からん…何とか俺達で隙を作ることが出来れば。」
「それじゃ僕達とブルリ将軍で戦いましょう。」
「そうするか。ブルリ将軍、俺達が一旦戦うからお前は固めた奴を磁石にしてくれ。」
「分かりました。」
ブルリ将軍が引き下がり、ロラットとパテイが前へ出た…
~ここは西の大陸のどこか~
「まだバレてない!やった!まだ生きてるんだ!」
✕✕が激しく喜ぶ。
「このまま隠れ切りたいけど、周りが炎なんだよなぁ。あんまり大ケガしたくないなぁ。」
✕✕は少し出てきた僅かな希望に願い始めた…
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