山頂での決戦
「お待たせしました。」
ブルリ将軍が鎧や剣を装備してロラットとパテイの元に現れた。
「それでは行きましょう。お二人は私の後に来てください。」
ブルリ将軍が歩き、ロラットとパテイが歩き、大勢の兵士が歩き出す。
皆、一言も喋らない。歩き進むといつの間にか〇〇山に着いていた。
すると1人の兵士がようやく話し出した。
「ブルリ将軍、少し先にいる者が我らと同じ装備をしております。」
「確かにそうだな。おかしい。生きて帰った兵士は他は倒れたと話していたのに。」
ブルリ将軍はブツブツと話す。
「私が確認してくる。誰もここから離れるな。」
ブルリ将軍は恐る恐る兵士に近づく。
「そこの兵士、こちらに向いて名を名乗れ。」
だが兵士はただ突っ立っている。
「もう一度言う。こちらを向いて名を名乗れ。今度は斬るぞ。」
それでも兵士は突っ立っている。ブルリ将軍は剣を取り、目にも止まらぬ速さで兵士を斬った。
兵士は倒れた。ブルリ将軍は倒れた兵士の脈を測った。
「なんだと!脈が無い。致命傷は避けたはずだ。傷口はどこだ…あった。血が出てないだと!?まさかこいつ、魔物になったのか?試しに血をかけるか。」
ブルリ将軍は倒れた兵士に血をかける。すると兵士から煙が出て溶けて消えていった。
ブルリ将軍は確信した。兵士達は魔物になったと。
ブルリ将軍は元の場所に戻った。
「皆、我々以外の兵士は魔物になっている。怪しい兵士は誰であろうと知り合いだろうと斬り捨ててくれ。」
ブルリ将軍は分かったことを話した。
兵士は勢い良く返事をした。
「我々はこの山の頂上を目指す。だが、決して1人で行動するな。固まって行動しろ。敵は遠慮なく斬り捨てろ。それでは行くぞ!」
ブルリ将軍は大きな声で兵士に呼びかけた。
全員の歩くスピードが早くなり、山を登る。
進むにつれて兵士だった者の数が多くなる。
ブルリ将軍もロラットもパテイも兵士も誰もが剣を持ち、躊躇いなく斬りかかる。
兵士だった者は斬られるだけ斬られて倒れた。戦ってくる者も現れたが大した実力ではなかった。
だが、山頂に近づくにつれて兵士だった者が強くなる。またここまでの疲れもあり、兵士の数が減っていく。
何とかロラット達は山頂に着いた。山頂には兵士だった者とは明らかに違う者がいた。
「兵士達よ、ここは俺たちに任せて、お前達は王を探してこい。」
パテイが兵士に命じた。
兵士はパテイに従い、王を探しにこの場を離れた。
「おいおい〜貴様ら、このガイコツ将軍様に勝てると思ってのんか?」
鎧を着たガイコツが急に喋りだした。
「俺は東の大陸ではそこそこ強い将軍なんだぜ〜。そんな俺様に貴様ら3人だけで勝てると思うか〜?」
「将軍だと?お前が魔王の1番の側近なのか?それと兵士が魔物になってるがあれはなんだ?」
パテイが尋ねる。
「そこのジジイ、良く知ってんなぁ。誰から1番の側近は将軍だと聞いた?まあいいや。俺の実力じゃ、あの人には届かん。そしてあの兵士は、死人を魔物にしたんだぜ。魔王様のおかげでな。さてと、もうお喋りは終わりや。」
そう言い終わるとロラット、パテイ、ブルリ将軍は剣を構えた。
ガイコツ将軍も剣を構えようした瞬間、ガイコツ将軍の身体は炎に包まれた。
「えっ…なんだこれ、俺の身体、燃えてる?でも何で…あ、絶対あいつのせいだ…あの将軍を殺し…やがっ…たから…だ…呪っ…てや…る…ぞ…」
ガイコツ将軍の身体はボロボロと崩れ落ちた。
炎の奥には人影がうっすらと見え、少しずつ影ははっきりしていった…
~ここは西の大陸のどこか~
「どうしよう…どうしよう…」
✕✕は物凄く慌てている。
「またアイツを見つけてしまった。ガイコツ将軍め…余計なことをしやがって…今は1番出会いたくない。…もし俺の存在がバレたら今度は状況的に見ても実力的に見ても死ぬな…死にたくねえなぁ…」
✕✕は静かに死を覚悟した…
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