スキルの習得
2週間後…
「よくやった!ロラット。最後にお前の修行の成果を俺に見せてみろ!まずは体術からだ。」
パテイが構える。
「分かりました!」
ロラットも構える。
パテイが物凄い速さでロラットに殴り掛かる。ロラットは何とか防ぐことができた。だが、パテイは更に何発も殴った。
ロラットは吹っ飛ばされたが、受身を取り、パテイへと向かった。ロラットは蹴りを入れるが、パテイはしゃがみ、避ける。だが、その瞬間、ロラットは上から下へ拳を降ろした。それがパテイに当たった。激しい音が鳴り響いた…
「体術は合格だ。おめでとう!次は剣術だ。準備をしろ。」
ロラットは竹刀を持ち、構えた。パテイも構える。
両者が睨み合う。ロラットが高く腕を上げる。それと同時にパテイが竹刀を前に出す。
ロラットは腕を大きく振り下ろす。ロラットとパテイの竹刀がぶつかり、バチンと音が鳴り響く。両者、激しく竹刀を振り、バチンと何度も何度も鳴り響く。ロラットが再び腕を上げた瞬間、パテイはロラットの手首を当てた。ロラットは竹刀を落とした。竹刀は床に落ち、カランという音だけが響いた…
「惜しかったな。けど十分すぎるくらいだ。合格だ。それじゃこの1週間はとうとう、スキルの修行だ。前にも言った通り、勇者が残した書記に書いてあるように、勇者の血を継ぐ者は最強のスキルを使えるらしい。」
「そのスキルは一体なんですか?」
ロラットが唾を飲む。
「それは、"カプセル"だ!」
「カプセル?」
「そう書いてある。俺も見たことはない。まぁ、まずはスキルの使い方を教える。外に出るぞ。」
「はい。」
ロラットはまだ修行かとうんざりしている。
「俺のスキルは固くすることが出来る。例えばこの落ち葉を引っ張ってくれ。」
ロラットは言われた通り引っ張った。もちろん、一瞬でちぎれる。
「ちぎれるだろ。次はこの落ち葉を…」
パテイは勢い良く落ち葉を殴った。
「これ、ちぎれるか?」
ロラットは落ち葉を持ち、ちぎろうとするがちぎれない。
「ちぎれないだろ。おもいっきり殴ってみろ。」
ロラットは力を込めて殴った。
ガンッと音が鳴る。落ち葉には傷ひとつない。反対にロラットの手は赤く腫れている。
「いって…」
「これがスキルだ。使い方はスキルを使いたいと強く願うこと。」
「どういうふうに願うんですか?」
「うーん…俺の場合はこれを固くしたいって感じだな。」
「じゃあ僕の場合はどうするんですか!カプセル何か知らないですよ!」
ロラットは若干怒っている。
「まぁまぁ、俺が書記を探してくるよ。」
パテイは書記を探しにこの場を離れた…
~ここは西の大陸のどこか~
「たく、魔王様も人使い、いや魔物使いが荒いな。」
✕✕が文句を垂れる。だか✕✕は西の大陸に着いたのだ。
『魔王様、ただいま西の大陸に着きました。約2週間、滞在します。何か用がありましたらご連絡ください。✕✕。』
✕✕は手紙を書いた。
「スモールドラゴン!これを魔王様に渡して来い。」
手紙をスモールドラゴンに渡し、✕✕は林の中に入って行った…
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