修行の開始
「それじゃ始めるか!」とパテイは笑顔でロラットを見つめながら話した。するとパテイは何かひらめいたような顔をした。
パテイは誰かを呼びに行った。数分後に1人の女性が現れた。
「この女も兵士で特訓中なんだ。それで今からこいつのスキルを使って修行する。自己紹介してもらうか。」
肌が白く、髪の短い女性が話し始めた。
「初めまして!リンベと言います。ロラットさんやパテイさんと同じく、スキルを使えます。私のスキルはスピードを倍にすることができます!」
ロラットはポカンとした表情をしており、それを察したパテイが口を開いた。
「こいつは説明が下手なんだ。スキルを分かりやすく説明すると、1ヶ月で成長する花を2週間で成長するよう倍にできるんだ。このスキルを使って3週間の修行で3年間したことにする。もちろん、倍にしたら3年分、老いることになるが、それでも構わんな?」
なるほどと頷き、Yesとロラットは答えた。
リンベは手をロラットに向けた。ロラットは目を強くつぶった。これから何が起こるのか怖かった。するとパテイが口を開いた。
「いつまで目をつぶってんだ!もうスキルはかかったぞ。それじゃ修行の内容を説明する。毎日、俺が満足するまでランニングと腕たせふせなどで体力などを付ける。同時並行で剣術と体術を鍛える。これを2週間だ。」
「あの、3週間目は何をするんですか?」
「お前の状況次第だ。それじゃ始めるぞ!俺に付いてこい。」
話終えるとパテイは扉を開け、走り出した。それにロラットも付いて行った。
数時間後…
「ハア、ハァ、ハァ…」
ロラットの呼吸が激しく乱れる。反対にパテイはピンピンしている。
「まだまだこれからだぞ。まぁ最初にしては上出来だ。30分後に腕立て伏せだ。」
「ハァ…分かり…ましたぁ…」
1時間30分後…
「997…998…999…1000…ハァ…ハァ…」
ロラットは死にかけになっている。
「お疲れ。とりあえず3時間休憩だ。その後は俺と剣術と体術の修行だ。」
長めの休憩にロラットは素直に喜んだ。
3時間後…
「疲れはマシになったか。それじゃ剣術と体術を俺と特訓する。まずは体術だ。俺と戦うぞ。さあ来い!」
ロラットとパテイは構える。パテイから堂々とした余裕の態度が見れる。ロラットは緊張している。
ロラットがパテイに向かったがすぐに投げられる。再びパテイに向かっていくが、返り討ちにされる。
次はパテイが向かって来るが攻撃を防げない。
1時間30分後…
「おいおい〜、俺に1回も攻撃を当てられないとはな。まぁ受けの練習はできたな。次は頑張れよ。じゃあ次は剣術だ。」
パテイは竹刀を渡した。
「今日は…構えと素振りだけでいい。しっかりやれよ。」
1時間30分後…
「剣術は筋がいいじゃないか。流石は勇者だ。けどまだまだだな。次からは俺と戦うからな。とりあえず今日はここまでだ。ゆっくり休めよ。」
ロラットはこの1日だけで身体がボロボロになった。だがまだ日数はある。ロラットはコツコツとハードな特訓をこなし、確実に成長していった。
そして2週間が経過した…
~ここは東の大陸のどこか〜
「✕✕よ、勇者はどうなった?」
魔王が質問をした。
「申し訳ありません。今、勇者がどこに居るのか分からないのです。」
✕✕が恐る恐る答える。
「なんだと!2週間の猶予を与えてやる。それまでに見つからないのであれば、将軍の位を下げるからな!」
魔王は激高して話した。
✕✕は大慌てで部下に命令し、✕✕自身も西の大陸へと向かった…
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