表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
勇者の血  作者: 千客万来
15/15

動き出す魔物達

門に近づいてくるの者の姿が少しずつハッキリしていった。

近づいてくる者は2人いて、それぞれスコップや鎌を持っていた。


「魔物では無いようですね。」

ロラットが剣を収めながら話した。


「そのようだな。だが様子がおかしいぞ。」


「慌てて走っておるのう。」


門を通り、若い男がロラット達に近づいてきた。


「あの〜、どうかしたんですか?」

ロラットが2人に声をかけた。


「誰だ?アンタら。」


「僕はロラットと言います。勇者の血を継ぐ者として魔王を討伐に行く旅に出ているんです。」


「勇者様だったのか!だったら話そう。俺らは近くの畑で仕事をしてたんだ。6人でな。でも突然魔物が襲ってきてここまで無我夢中で走ってきたんだ。」


「他の4人はどうしたんじゃ。」


「分からん。逃げるのに必死だったからな。」


「とにかく、王に事情を話に行こう。」

パテイがそう言うと、ロラット達は城へ歩き始めた。


ロラット達は城に入り、王の元へ案内してもらった。


「あなたはもしや、勇者様ですか?」

若い男が尋ねた。


「はい、ロラットと申します。隣にいるのがパテイとイトです。」


「やはりそうですか。センカ王からあなた達の活躍を聞きましたよ。私はこの国の王のサットと申します。」


「かなりお若いですのう。」

イトがサット王の顔を見ながら話した。


「王になったばかりですから、所で、何か御用ですか?」


「実は…」

ロラットは今までの事を全て説明した。


「なるほど…実は以前から作物を取られることが多々あったんです。今回のように人に危害は加えませんでしたが。」


「とにかく、魔物を討伐するのが我々の目的です。この事件も必ず解決しましょう!」

パテイが勢い良く言い切った。


「ありがとうございます。しかしもうすぐ夕方です。これからどうしますか?」


ロラットとパテイはヒソヒソと相談し結論を出した。

「夜になったら様子を見に行きます。」


「分かりました。どうかご無事で。」


辺りは闇に包まれて行き、やがて夜になった。


ロラット達は出発し、襲われた畑へ向かった。恐る恐る畑へ近づいた。

畑には、折れた骨や荒らされた畑、血を被った作物が転がっていた。

「酷い有様ですね。」


「ああ、残酷じゃ。」


「死体が無いな。喰われたか…まだ近くにいるはずだ。探し出そう。」


ロラット達は必死に探した。だが夜のせいで何も見えなかった。諦めかけたその時、遠くの方にぼんやりと光っている物を見つけた。


ロラット達はその光を目指し、歩き始めた。ハッキリ見えるとその光は炎であることを分かった。そしてその炎で作物を焼いていた。


「パテイさん、これは…」


「可能性は十分にある。気をつけろ!近くにいるかもしれん。」


夜も深くなって行き、気温も少しずつ冷えていく。草木は風に揺られ、不気味な音を立てていく。

そんな中、風に揺られた音では無く、人が、いや魔物か、はたまた獣か、何者かの音がロラット達に近づいて行った…


~ここは西の大陸のどこか~

スモールドラゴンは魔王によってこの大陸に集められた3体の魔物に✕✕からの伝言を伝えた。


「なるほど…勇者達がこの地を去る時に連絡か…すなわち、我らが負けた時ということか。連絡はしてやる。まあそんなことは起こらんがな。」


ある1体の魔物はこう話すと、スモールドラゴンに「了解と伝えてくれ」と頼み、勇者達を待った…



ここまで読んでくれた方、ありがとうございます!

次回も気が向いたら公開します。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ