新たな仲間
「なぜ、占い師なんですか?」
ロラットは尋ねた。
「俺達の旅を占いでサポートしてもらうんだ。さあ、スカウトに出発だ!」
ロラットは不満げな顔をしながらパテイの後をついて行った。
村の端の方にある家を2人は尋ねた。奥から老婆が水晶の玉を持って現れた。パテイよりも歳を取っている。
「あの〜、」とパテイが口を開けた途端、老婆が話し始めた。
「何も言わなくてよい。ロラットにパテイよ。」
「何故、僕らの名を?」
ロラットは興奮しながらも不思議そうに尋ねた。
「私の水晶が答えたからだ。紹介が遅れた。私はイトと申す。こっちの水晶はリーじゃ。」
「水晶にも名前があるのか?」
パテイも不思議そうに尋ねた。
「あぁ、この水晶は世にも珍しい生きた水晶じゃ。私のパートナーだ。」
「ふ〜ん、不思議だな。」
2人が口を揃えて答えた。
「それで、お主ら。私を旅の仲間にしに来たんじゃろ?」
「はい、無理ですか?」
ロラットが慎重に話す。
「無理とまではいかないが、私はお主らのような戦闘は絶対にできない。それにこの歳じゃ。私が付いて行くと旅の進みが遅れるぞ。」
「それでも構わない。」
パテイが笑顔で答えた。
イトは難しい顔をして水晶を覗いている。
「お願いします。」
パテイは勢いよく頭を下げた。それに続いてロラットも頭を下げた。
「よし、旅には行ってやろう。じゃが、この大陸までじゃ。海を渡る時、お主らと別れる。それで良いな?」
「もちろんだ、ありがとう!」
パテイがイトの手を握り、ロラットが軽く礼をした。
「それじゃ早速占って貰おう。俺達はこれから何をすれば良い?」
パテイの質問を聞いたイトはすぐに占った。
「ふむ…お主達はこの大陸で後3人か2人の仲間を集めることになる。同じく強い魔物も2体か3体くらい討伐することになる。そしてロラットは古の勇者が使った勇者の剣をこの大陸で探し出す必要がある。」
「なるほど、あの魔王はどんな奴何ですか?」
「魔王は人の形をした龍だ。この目で見たからな。魔王はどこに居るか占ってくれ。」
ロラットの質問をパテイが変更し、イトも再び素早く占った。
「なんという禍々しいオーラ、水晶がもたん…」
少しずつ魔王の居る城が見えた。魔王の城の周りには翼が生えた黒猫や鎌を持った骸骨など、恐ろしい魔物が数多く存在していた。
それらが確認できた時、水晶には大きなヒビが入り、割れてしまった。
「あっ…」
パテイもロラットも声が小さく漏れた。
「割れてもうた。やっぱりもたなかったか…奥から新しい水晶を持ってくる。」
イトは新しい水晶を持ち、ロラット達の前に現れた。
「最後に俺達が次行くべき場所はどこか教えてくれ。」
パテイが真剣な顔で尋ねた。
「ここから南の国、サット王国じゃ。」
「サット王国か、結構な距離だな。もう1日この村に滞在して、明日の朝に出発しよう。イトも今日中に旅の用意をしてくれ。」
「はいはい。」
3人はここで解散し、イトは家に戻った。ロラット達は宿に戻った…
~ここは東の大陸のどこか~
魔王は2体の魔物を呼び出した。
「よく集まった、最強の魔物達よ。訳あって✕✕は戦えないのだ。そこでお前達が代わりに戦ってくれ。お前達の3体の内、1体は既に西の大陸に居る。お前達もこれから西の大陸に行き、勇者だけをここに連れてくるのだ。半殺しにしてな。それでは行け!」
「了解しました。魔王様。」
2体は堂々と歩き、西の大陸に向かった…
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次回も完成次第、公開します。




