表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
50/52

エンディング(ハッピーエンド)

 ナナハルはメロー姫と婚姻の儀を行った。

 ノエルメシア王国では祝賀パレードが盛大に催され、ナナハルの名は世界中に広められた。

 楓はナナハルと一緒に行動することを決めた。

 人見知りな所があるので良かったと思う。

 準備が出来たら二人で異世界を放浪してまわる計画だと話していた。

 メロー姫が寂しがるだろうと言ったら、世界平和が保たれるなら歓迎するよと楽観的だ。

 祝福ムードが漂う中、ガルシアが魔王に就任した。

 先代魔王の意向もあり、楓に変わり白羽の矢を立てられたのだ。

 ただしガルシアも、魔王城にいるだけでは楽しくないと、早速常識破りな構想を打ち出し、実行した。

 魔王城をテーマパークに改築したのだ。

 魔王城の一部が、誰でも遊べるアドベンチャー&ホラーワールドになった。

 そして連日、観光客を呼び込むイベントやツアーを開催した。

 運営するスタッフ、つまり魔族たちに給与を支払い、人族と共通の通貨を発行・流通させた。

 ノエルメシア王国と協定を結び、平和を条件に人族との自由貿易を確約したのだ。

 ドルッセン山脈にトンネルを掘り、原生林の中に鉄道路線も整備した。

 東側のロモコンシア共和国、ブレイブフロート、エルマーチからも交流の輪が広がり、収入が増えた魔族たちの生活水準は爆上がりした。

 おかげで魔王城の街道沿いにあった無人の街に、魔族は勿論、人族の移住者も増えた。

 ファッションブランドや名産品、ご当地グルメまで誕生し、地域全体が活気づいた。

 先代魔王も一枚かませろと、北の街にある城壁を日本の城のように白塗りに改修した。

 街道沿いに宿場町、港を建設し、魔王城、オアシスに定期船を運航させた。

 ドルッセン山脈で隔てられていた東西の交流が活性化することで、異世界は劇的に生まれ変わっていった。

 その頃地球では、行方不明者の家族に向けて、今までの経緯や事件の真相、現在の状況を少しずつ説明していた。

 あまりにも荒唐無稽な話だったが、マキさんの丁寧な説明により、事件に進展があったことは概ね明るいニュースとして捉えられた。

 全員が無事でいたことが救いだった。

 ここでなぜVRを使わないかって?

 賢人は何度も異世界へ行って行方不明者と会っている。

 それは万が一の場合に備えてまだ内緒だ。

 ひとつは物理的要因。

 入力装置がまだ、増産できていないだけで、これはもうすぐ解決する。

 もうひとつは年齢の問題。

 高齢になると異世界に飛んだとき、精神が肉体から離れてしまう恐れがある、という怖い話を聞かされたからだ。

 気持ちの問題もあると思う。

 失踪した子供と再会したら、連れ戻そうとしたり逆に異世界に執着するかもしれない。

 だからマキさんたちは慎重に話を進めているのだ。

 安全が担保され、同時接続できるようになったら、久しぶりの家族団らんをプレゼントしようと思う。

 そしたらナナハルたちも喜ぶだろう。

 いつでも「異世界で会いましょう」ってね。

ここまで読んでくださりありがとうございました。これでひとまず完結となります。次話はおまけとして木村一高の手記を投稿します。バットエンドはその次に投稿します。


■プチっと業務連絡

2022年11月、VOICEVOX(音声合成ソフト)を使って音声化はじめました。ストーリーは変わりませんが、文脈をいじってます。整理できたら随時更新していきます。@siropan33_youで公開中。


▼朗読動画の再生リスト

https://www.youtube.com/playlist?list=PLqiwmhz1-5G0Fm2iWXSjXfi1nXqLHzi_p

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ