表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
33/52

32.新たな目標

「今後の目標は勇者ナナハルと共に、魔王討伐に向かおうと思います」


 賢人はケンとメロン農家のメンバーを集めて、新たな目標を発表した。


「腕が鳴り申す」

『ノイマン、槍使い、ドワーフ、レベル八十七』


「遂にこの日が来たのね」

『フレグランス、魔女、エルフ、レベル八十六』


「私に任せておきなさい、オホホ」

『マッチャー、女戦士、エルフ、レベル九十一』


「どこまでも行ってやるぜ」

『オリジン、暗殺者、ハーフエルフ、レベル八十八』


「さて、どうなりますかな」

『ガルシア、聖騎士、人族、レベル九十三』


「みなさん、よろしくお願いします」

『ナナハル、勇者、人族、レベル九十』


「意外と簡単かもな」

『ケンニイ、狙撃手、人族、レベル七十八』


 勇者と鍛錬してレベルが急激に上がったせいか、みんなは自信満々に答え、異議を唱える者はいなかった。


「僕がいる限り、ナナハル君は死なせない、キラーン」

 満面の笑みで効果音も入れながら、戦隊もののポーズを決めていそうな青年。


「は、恥ずかしい、です。自分で効果音、とか」 

 控えめにツッコミを入れる女子高生。


 先日、この二人が新しく仲間に加わった。

 アルファテストで一緒に合格した二人だ。


『アラキ、剣聖、人族、レベル七十四』

『ネコメ、召喚師、人族、レベル七十二』


「待ってても来ないから、来ちゃったよ、アハハ」


 ナナハルに何度ラブコールを送っても、なしのつぶてだったので、とうとう自分のギルドを飛び出しやってきたのだ。


 マッチャーとオリジンもそうだが、自分のギルドは大丈夫なのだろうか。

 メンバーがいる前でも、堂々とヘッドハンティングを続けてくるアラキ。


 ナナハルは明らかに困っている。

 その行動が裏目に出ていることに、早く気がついて欲しいと願うばかりだ。


 ネコメさんとはメールでやり取りしている時に、ギルドには入っていないと知って、うちのギルドに誘ってみた。

 メンバーは癖が強いので、馴染めるかちょっと心配なところではある。


 まずはドルッセン山脈の山頂にある、竜の神殿へと向かった。


 

 賢人たちのメインストーリーが、ついに動き始めた。



 道幅は狭いがけもの道程度に進むことができる。

 前回三人で登頂したときの敗北した記憶が蘇る。

 登り初めてすぐにワイバーンが現れた。

 今回はメンバーの数も違うし、何よりレベルが違う。

 加えて勇者とガルシアという転生者も在籍するケンとメロン農家。

 ナナハルにアピールしたいのか、アラキが先陣を切って前方の敵を倒しにかかる。

 さすがトップギルドの団長、流れるようにワイバーンを二体、三体と倒していく。

 フレグランスはもしもの為に魔法の準備をしているが、必要なさそうだ。

 今回は足止めされずに進むことが出来たので、囲まれることもなく安心感があった。

 途中、嵐で視界が悪いところもあったが、山道はガルシアのおかげで迷うことが無かった。


「いつも以上の力が出た。これもナナハル君のおかげかな」


 アラキはそう言って豪快に笑った。

 実はガルシアが身体強化の魔法を掛けてくれていたらしい。

 このメンバーなら本当に魔王討伐も簡単にできてしまうんじゃないか。

 そして敵から不意打ちを受けること無く、一気に山頂へと到達した。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ