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DOG[Docci On Game]  作者: 月山
2/5

1.start walk

こんにちは

挨拶は大事ですよね。この世の中、第一印象は大事といいますが、姿が見えない人の第一印象は挨拶ができるかどうかだと僕は思います。

ネットが普及しグローバル社会になってしまったので、まずは挨拶から自分のことをアピールしていきたいですね。


 僕は好きではない学校から帰り、すぐにとあるゲームを起動した。

そのゲームの名は『Docci On Geme』通称DOG フルダイブVRゲームだ。

いつものようにHEIZをかぶり、ベットに横たわり、意識をゲームの中に送り込んだ。


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Docci On Gemeの世界へようこそ


 聞きなれた、機械ボイスを聞き、自身のアバターを確認する。アバターの装備は日本の忍者をイメージとし、派手さはないが装飾品がちらほら見えている。ただ、顔にかぶっている面が不気味さを物語っていた。


「さぁ行くか」

 独り言をいいつつ、ゲームの世界を歩き出した。


 しばらくして、クランハウスの前まできた。

自身の所属するクラン『strey's forest(ストレイの森)』のクランハウスの前に立った時、聞きなれた女性声が聞こえてきた。


「おっ!?ゼロ君やんか。元気してっか?」

「久しぶり...にぃ姉」

 話し方の特徴的な彼女は、僕と同じクランの2番のカタリナ、クラン名は『にぃ姉』と呼ばれている。

僕たちのクランは番号を持っている。クランリーダーが決めたことだ。

あの人の考えたことだから、理由も適当だろう。根本的な自由人なのだから。


 僕は0番の・・・。ゼロと呼ばれている。



「そやなー、まったくクランに顔見せんで、死んだかと思ったわ」

「一昨日対戦したはずだよな」

「そーだったな」と笑いながら話す。


「どうだ?一緒に行かんか?」

 少し考えて僕は

「いや、やめておくよ。ハイランカーとはめんどくさくて戦いたくないよ」

 彼女はDOGでは、名の知られているPvsPのトップランカーである。

学校帰りで少しのんびりしたい僕は彼女の誘いを断った。


「そうかそうか。じゃ他のやつ見つけて行くわ。じゃあな」

 そして、僕は手を振り彼女を見送った。


 DOGの世界は近未来的な世界だった。

僕はクランハウスに入るのをやめ、少しぶらりぶらりと街を歩くことにした。

プレイヤーが数えきれないほどいる。道具屋や装備屋といったショップが並んであり、対戦するのための施設もあり、歩くだけで楽しめる。

 プレイヤーの中には、パーティーを組むために話しかけている人が入れば、ナンパまがいの行動をしている人もいる。町のそこら中にあるモニターを立ち止まり見ている人たちもいる。モニターには、現在PvsPをしているプレイヤーがリアルタイムで流されている。立ち止まり、見るだけでもDOGに来た甲斐があったと思えるだろう。


 僕も近くのモニターを見ていた。知っているプレイヤーはいなかったが程々に楽しめた。

戦略的な攻撃を相手側がその攻撃を回避していく、その勢いのままカウンターをかけ前線をあげていく。攻撃側もただでは倒れず、反撃を試みるためにすぐに前線を下げ、隙を探している。

しばらく拮抗状態が続き、僕はモニターから離れた。


 僕は戦いたい気分になったので、PvsPの施設に行く。

カウンターまで行き、あたりを見渡す。ソロで参加するはいいが、それは少数派だ。

連携が必然のため、パーティーを組むことが当たり前となっている。

 パーティー人数が足りない場合は近くにいる人たちと話し自分のできる職を伝え、即席パーティーを作り参加する。

 大体がこのようにして対戦に参加する。

そのためクラン前で出会ったにぃ姉も連携の取りやすい僕を誘っていた。

あたりを見渡し、パーティーを組めそうな人を探す。

そしてあるプレイヤー達を見つけた。


 3人のプレイヤーは周りをキョロキョロ見て、おどおどしている。

きっと新規プレイヤーなのだろう。

始めたてでどうすればいいのは分からず迷っているのだろう。

周りには教えてくれる人もいなく、右往左往してここまで来たのだろう。


 僕は話すのは苦手だ。ソロで行くのもいいが、彼らを放っておくことはできなかった。

僕は新規であろう彼ら達に近づき声をかける。


その出会いが僕の人生を変える出会いとは知らずに...

他と比べると1話1話が短いと思います。自分なりに長く面白く書いているつもりが、結果的に短くなります。

言葉に弱い私は、長く書けは書くほど、ひどい内容になるので、このぐらいで区切って話を進めていきたいと思います。

読んでもらえてありがとうございます。

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