寒かろうと
あんまり寒かったので、こんな感じになりました。
いつだって朝になるのだ。
朝になれば起きなくてはならない。
温かい布団から出なくてはならなくて、更にもっと寒い外に出なくてはならなくなる。
たとえ温かい格好でも、冬の外気は隙間を見つけて入ってくる。狡猾だ。
ああ、ああ、今日も私は外へと行く。
寒かろうと、寒かろうと──寒かろうと出ていかなくてはいけないのだ。
惨い。あまりにも惨いと思う。
それでも寒いのは惨いなんて愚痴る訳にもいかず、明日も明後日も、冬が明けるまで、耐え忍んで出掛けるのだ。
たとえ、どんなに寒かろうと──。
早く暖かくなりませんかねぇ。