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002 入学式 其ノ二

一ノ瀬 夕凪ゆうなぎね。

読み方わからなかった人ごめんね。

 あれから俺と一ノ瀬は、無事に高校の校舎にたどり着いた。

そして、現在高校の体育館で『校長先生の挨拶』を聞いている

ところだった。

「おい!お前!知っているか?」隣の席の知らない男子が小声

で喋り掛けてきた。

「何を?」思わず返事をしてしまった。

「先生ってさぁ、よく『私語しごはやめなさい』って言う

 けど、アレ間違っているんだよなぁ。正確には、私語(ささ

 めきごと)って言うんだよなぁこれがまた…でないと詩語と

 か死後とか死語になってしまうからねぇ。知ってた?」

よく喋る奴だ。だが、こいつの言っていることは確かに納得で

きてしまう。

「へえ、知らなかった」

「だろ。有難く思え!これからは同じ高校に通うんだ。仲良く

 しようぜ」とドヤ顔をされた。

「えっと…俺は渡辺 隼人だ。よろしく」

「おう。俺の名は、輪島 康介だ。よろしく」

かるく自己紹介をしてしまった。多分、違う中学の奴だ。輪島

なんて俺の中学にはいなかったはずだ。

「なぁ、お前さぁ、高校に来るとき一ノ瀬といただろ?」

なぜ知っている?高校の正門のときに見られたとしても、

名前まで何で知っているんだ?

「なんで知っているんだ?」

「何でって、あいつと俺、同じ中学だし…それに一ノ瀬は俺の

 中学では有名人だしなぁ」

そんな偶然いらないわ!と思わず心の中でツッコミを入れてし

まった。

「有名人ってどういうこと?」と冷静に質問した。

「お前!知らないであいつと一緒に登校して来たのかよ…いいか

 あいつは、美人だろ…それにスポーツはどんな男子でも敵わな

 いんだぜ…後、勉強もそこそこできるし完璧だろ…でもなそれ

 だけで有名になったわけじゃあなんだぜ!

 あいつは、一ノ瀬は自分の親友を殺しているんだ!」

一体全体全く言っていることが理解できない。

「また、詳しいことは今度教えてやるよ…しかし、お前の驚いた

 顔は、面白すぎ…超ウケる」

なんということだ。こんなチャライ奴にそんな事実を告げられる

とは……まだ、信じれない。

 俺は驚いた顔と、ショックを受けた顔で体育館での挨拶をすごす

ことになったのであった。

新キャラ

チャラ男です。

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