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狂気の魔法  作者: 波方 真季


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狂気の魔法【あとがき】


遂に完結しました。


最後まで読み進めていただいた方、本当に本当にありがとうございます。

心から感謝いたします。


どんな終わり方にするか、については予め決まっていました。


ただ、そこに向かうまでの道のりは、紆余曲折、沢山の寄り道をしながら、当初の予定よりも3倍以上の尺へと成長し、壮大なストーリーと姿を変えて完結しました。


初挑戦の官能心理小説でしたが、何度も何度も、延々と、繰り返されるベッドシーンを描くのが途中から本当にしんどかったです。


やる事は毎回同じなのに、大量のベッドシーンについて、毎回全て違うものを描かなければならないという辛さ。

なかなか降りて来ないインスピレーションに執筆の手が止まっては、行き詰まるたびに、夫との日常の中で救われるような時間があり、小説のネタが降臨するという日々でした。


もちろん、執筆活動については家族には内緒です。


ですが夫は、私の執筆活動の中で本当に沢山のネタを提供してくれました。

10代の頃から夫と一緒にいるので、とても長い結婚生活ですが、蓮ゆり夫妻の会話は殆どが現在の私達夫婦の日常会話から用いるやり取りばかりです。


そんな夫婦関係が、小説により良いスパイスを取り入れてくれました。


子供達から白い目で見られる程の、現在は仲睦まじい夫婦ですが…


最初の私達の関係は、決して対等とは言えない、歪んだ関係から始まりました。

自由も尊重もなく、心も身体も限界まで追い込まれる日々。

若さゆえに無理を重ね、命の重さと向き合わざるを得ない時期もありました。


夫を酷く言っていますが、とは言え私も大概で、人に対して敵意しかなく、人を傷つける事に何の抵抗もなく、人に迷惑をかける事しか出来ないほど、10代の頃はとんでもなく腐ったクソ女でした。


ゴミみたいな人間が、クズな男に、堕ちてるところを拾われた。


大人になって、沢山の試練がありました。


多くを失い、深く傷つき、怒涛の苦労の連続でした。


私達夫婦は、子供達を守りたいというその一心で、その過程で手を取り合って協力し合い、真実の愛を知りました。


夫と戦い、立ち向かって、脇目も降らず、我が身を省みず、愛する努力、愛される努力。


愛の芽生えは徐々に成長し、人間そのものを変えていきました。


ディズニー映画「美女と野獣」の代表曲、「Beauty and the Beast」で好きな歌詞があります。


『Bittersweet and strange

Finding you can change

Learning you were wrong』


(甘くほろ苦く、そして奇妙な気持ち

自分が変われるということに気付くこと

自分が間違っていたということに気付くこと)


真実の愛は、多くの気付きをもたらして、かつて支配関係だった二人の全てを変えました。


自分の人生が、こんなに愛と幸福に満ち溢れ、私には勿体ないくらい、こんなにも眩しい日々が訪れるなんて、夢にも思わなかったです。


夫は毎日私を宝物のように大切にしてくれます。


何かで失敗をしても決して責めないし、怒らない。

わがままも不機嫌も、だらしなくても怠けても、全て包んでくれます。


いつも「可愛い、可愛い」と言いながら溢れる愛で私を抱いてくれます。


まるで、本物のプリンセスになれたような毎日。


小説の話しに戻りますが、蓮と司は私の中で、


蓮は日常にある幸せで、自分の支えとして無くてはならない存在として描き、


司は理想の王子様として、非日常的な夢を与えてくれる存在として描きました。


到底、私自身は小説の中にあるような二股や不倫の願望なんて皆無ですが、掛け離れた非現実を空想の世界で描くのが創造です。


だから、とってもとっても楽しかったです!


大人のドロドロした汚れた内容過ぎたから、もし次を描くとしたら、今度は官能小説じゃなくて青春の爽やかな純愛を描きたいかな!笑


自分の学生時代とは掛け離れた、非現実的なキラキラした青春を創造出来たら楽しいかもしれないなと思う今日この頃。


まぁ、またいつか。


あとがきまで、最後までお読みいただき本当にありがとうございました。



※お知らせです!

2月1日、別サイトにて「狂気の魔法【大人版】」公開予定です。

詳しくは、作者X(旧Twitter)にて!


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