やってきました冒険者ギルド!
森から出て、冒険者ギルドに登録に行こう!となったんだけど、いちごちゃんからストップがかかった。
「蜜柑ちゃん、ちょっとお待ちなさいな。歩いて行ったら1時間ぐらいかかっちゃって疲れちゃうから…」
「え?でも歩くしか方法なくない?」
「デュフフふふん。それがいい方法があるのよん♡まぁ、見てて。ふんっ!!!!!」
「いや――――――――――――――――っ!!」
いちごちゃんがでっかくなった(´⊙ω⊙`)さっきまで
1mぐらいだったのに、今2mぐらいになった!!凄い迫力があるな。なんかマッチョになってるし!意味わからん!
「さあ、蜜柑ちゃん!私の頭に乗って葉っぱをしっかり掴むのよ!」
「えっ!なんか嫌な予感しかしないんだけど、頭に乗ったらどうなるの?」
「気にしちゃ負けよん。いいから、はよ!!」
ガシッ!ポイッ!
「キャーーー!!」
「さっ、掴んだわね?出発よーん!」
ドスドスドスドスドスドスドスドスドスドス…
10分ぐらいで着いたけど、何かを失った気がする。
「さっ、到着したわよ!頭下げるからゆっくり降りるのよ。」
「あ、ありがとういちごちゃん。なんか凄かったねぇ
…」
「どういたしましてん。さて、元のラブリーな体型に戻すわね♡フンッ!!!」
シュルシュルシュルルー。
いちごちゃんが元のサイズに戻った!逆にもっと小さくなれたら肩乗り大根いけそうなんだけど…かわいい気がする。今は登録しないとだから、今度聞いてみよ。
「さっ、蜜柑ちゃん、冒険者ギルドの中に入るわよー。」
「うん、なんか凄く大きな建物だね?ちょっと緊張してきた…」
ガチャリッ。中はガヤガヤして騒がしく色んな人が沢山いた。おっと、人を見る前に先に受付しなきゃ。
受付に行くと、猫耳がついてるかわいい女性がいた。
「冒険者ギルドへようこそ!ご用件をお伺いしてもよろしいでしょうか?」
「テンさんの登録と、私と契約したから精霊契約の登録をお願いしたいわ。」
「承知いたしました。では、こちらの書類にご記入をお願いいたします。」
「あのー、文字は自分の国の文字で大丈夫でしょうか?」
「はい!大丈夫ですよ。こちらの書類は翻訳機能もついていますので。」
なら安心だね。よし、書くぞー!
転移人登録
・名前 天井 蜜柑
・出身地 地球、日本
・身長 158㎝
・体重 47kg
・年齢 20歳
・髪の色、瞳の色 茶色、茶色
・俺TUEEEしたいですか? したくない。
なんか最後の項目変じゃない?
次は…
精霊契約登録
・契約精霊名 いちご
・野菜の種類 大根
精霊契約の方は項目少ないな?よし!記入完了!
「2枚とも記入完了しました。確認をお願いします!」
「はい!確認いたしました。では、今から登録いたします。登録証はカード、ブレスレット、リングがございますがいかがなさいますか?」
「んー、ブレスレットでお願いします!」
「承知いたしました!しばらくお待ちください。あちらに待合室がございます。ドリンク、お菓子は無料ですのでお好きなものをお選びください。出来上がりましたらお名前お呼びしますね。」
「ありがとうございます!」
「じゃあ蜜柑ちゃん、待合室に行きましょう!」
待合室でゆっくりしよう。色々ありすぎて疲れたし…
セルフ形式なんだね。飲み物は…あっ、スムージーある!スムージーにしよ。お菓子は…野菜クッキーがある!野菜ってつくだけで健康的な感じがするんだよね。
「あら、飲み物も食べ物も野菜じゃない。やるわね、蜜柑ちゃん♡」
「いちごちゃんは飲んだり食べたりするの?」
「精霊だから、なんでもありよ♡私はコーヒーときな粉餅にしようかしら。」
待ってる間に精霊について聞いてみよう♪わかった事は…
・精霊は性別を自分で選べるらしい。ちなみにいちごちゃんは男性。
・サイズ変更自由自在で最大5m、最小10㎝。
・精霊契約できるのは、誰でもできるわけじゃなくて一生のうち一回だけ。自分の契約相手に出会ったら頭が光るらしい。確かに光りながら追いかけてきたね。怖かった…
・契約者と一緒に野菜を育てたり、料理する事が力の源になるんだって。
色々聞いてたら受付のお姉さんから呼ばれた。
「天井蜜柑様ー!登録完了しましたので、受付横の会議室にお入りください。色々と説明がございますので。」