第三十話 不思議な依頼
三十話達成! 末永くご愛読ください。
長くなるかは知らんがな!()
他に観光地は……もうないかな。次の行き先が決まるまで、依頼でも受けるか。
「ん、なんだ? この依頼」
依頼内容 護衛の確認
依頼主 男爵家 ラーブル
依頼金 金貨30枚
ダンジョンに潜って、気づけば、自分だけがダンジョンの外にいた。
護衛たちはまだ見つかっていない。どこにいるのか、探してくれ。
生きていれば、報酬に色を付ける。
「なあアルカ、この依頼、どういうことだ?」
「ああ、そういう、不安定な依頼は受けなくていいですよ。というか、受けると損します。まず、どこにいるのかわからない。ダンジョンの中に絶対にいる、などの依頼は、本気で探せば行けるかもしれませんが、こういうのはたいてい死んでいます。捜索スキル、探知スキルに引っかかりません。次に、依頼を中断すると、違反金がかかる。最後に、ダンジョンの中にどんなモンスターが居るのかわからない。こんな、不思議現象を起こせる魔物は、私のカンですが、多分強いです。なので、こういう依頼は受けないほうがいいですよ」
なるほど、古参冒険者のカンってやつか。まあ、ここは信じておくか。
「頼む! 頼むよ! 私の側近たちなんだ! 頼む。貴族の地位を売ってもいい! たすけてくれ! ウゥウウ……」
「……なあ、やっぱり、あの依頼受けないか?」
「はい、受けましょう」
■■■
「ここ、か?」
ここから、ちょっとずつ探していこう。まあ、あまりにも見つからないようなら諦めるが、とある噂を聞いた。
……
『ねえ、奥さん、聞いた?』
『え? なになに?』
『実は、最近、ダンジョンに入った人の神隠しが増えているらしいの』
『あのね、最近、この辺のお貴族様も、神隠しにあったらしいの。』
『あら、それはいいかもしれないわね』
『いや、実は、その貴族様は、結構いい人だったみたいなの。しかも、神隠しは、実は生贄になっているかもしれないんですって』
……
らしい。まあ、後ろの方の生贄がなんたらかんたらというところは、根も葉もない噂だろうが、火のないところに煙は立たず、と言うし、探していこうと思う。
「ダンジョンってよく考えたら入ったことがないかもしれないな」
「あ、師匠はそうなんですね。私は……覚えてないです」
まあ、そうだよな。覚えていないくらいにダンジョンに入っていないと、Sランク冒険者にはなれないだろうし。私も、頑張ろっと。
「おい、嬢ちゃんと姉ちゃん! お前たちも依頼を受けてきたのか?」
ん? 誰だこいつら。
「そうだが、どうしたんだ?」
「俺らもそうなんだが、この強さでは心もとないので、誰か冒険者を臨時パーティーに誘おうと思っていたんだ。できればガk……子供より男がよかったが……」
別に、女でもいいと思うのにな。なんでなんだ? というか、サラッと私とモンスターズのことをガキって言ったな。まあ、別にいいけど。
「まあ、いいぞ。人では大いに越したことはない」
よし、じゃあ、探索スタート!
■■■
「いやー、やっぱり、そう簡単には見つからねえか」
「そうですね。いったん、今日は休憩しませんか?」
「おお、いいぞ」
ああ、疲れた。あの貴族は可愛そうだが、あまりに長続きすると諦めるかもしれないな。私は、あくまで旅をしたいのだから。
「アルカ、聖結界を頼む」
「了解です。聖結界」
やっぱり、ダンジョンで休むにはこれが必須なのかな。というか、初めて使うんだが、成功するのか? 普通は、交代で見張りをするらしいし。
「・ーー・っぱりーいつはむ・ーないか?」
「しかたねー・ーもう・ともどー・できなー・ー・」
……もしかして、裏がある? 変な行動をしていなかったから、一応信用はしていたんだが……
「アルカ、聞き耳系のスキルって、見たことないか?」
「すいません、ないです」
「あ、僕は持ってるよ」
本当か? モルト。じゃあ頼んだ。
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