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第十二話 異世界クッキングと新仲間

さて、異世界クッキングのお時間! 今日のシェフはユキさんです。

アシスタントは今にもつまみ食いをしそうなブラキスさんです。

ユキさん! 今日のメニューは!?


「でれれれれれれれ、じゃん!キガニアという大食いの魚のたたき丼です!」


おっ! 美味しそうですねー。


「屋外で作る場合ですが、まず、キッチンを作ります」


「次に、風魔術でキガニアを切り刻みます。ここでMPをケチらずにふんだんに使うのがポイントです。なんか内臓と骨ごと切り刻んでいるっぽいですが、解毒をかければ多分大丈夫なはずです」


ほう!キガニアの内蔵には毒があるんですが、解毒をすれば大丈夫なんですね。


「ぐーーー」


「次に、つまみ食いをした小竜を()ります」


「ぎゃあ! ごめん!」


「本当の次に、生姜と醤油を混ぜた物とキガニアを混ぜ合わせます」


おおお、生姜と醤油が異世界にもあったんですか!な○うでは大体作るか後半で見つけるんですけど。


「そして最後に、火魔術で炊いた米をお茶碗に盛ります。その上にキガニアを乗せるとー? キガニアのたたき丼の完成です!」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ってな感じでキガニア丼の完成!早速食べてみよう。

……うん!美味しい!キガニアはなんかサーモンみたいな味だなあ。

私的にはマグロのほうが好きなんだけどなあ。


「おいしい! おかわり!」

「あの詠唱の邪魔してくるウザい魚って意外と美味しいんだねえ」


うちの子達にも好評だな。やっぱり喜ばれるのが一番嬉しいな。

また今度牛丼とかも作ってみるか。


「ねえ、しせんをかんじる。たぶんまものかな?」


「ああ、やっぱりか。ユキ、戦闘態勢」


うちの子は優秀だなあ。ん! コイツか! ……めっちゃかわいい! ウサちゃんだ!


「倒さないで! テイムする!」


「「言うと思った(おもった)」」


「ねえ、ウサギさん友達にならない?」


「ふみゅ?ふみゅみゅみゅ!みゅみゅ!(誰?いいの!わーい!)」


なんだこれ!? 言葉はわからないけど、思考が頭に入ってくる!? そうか、喋れないモンスターはこうなるのか。


「ふみゅふみゅ、ふみゅみゅみゅみゅみゅ!ふみゅみゅ?(ねえねえ、名前つけてよ!いいでしょ?)」


「そうだなあ……」


長めの耳にピンクの体、つぶらな瞳……


「モルガナイトから、モルト!」


「ふみゅみゅ、ふみゅみゅ……ふみゅみゅ!ふみゅみゅみゅみゅ!(モルト、モルト……いい名前!ありがとう!)」


うんうん、喜んでくれて何よりだ。おっと、そういえば……


「【鑑定】」


 モルト 魔物 ローズクスス Lv23 

  HP384 MP303

  腕力338 体力317

  俊敏322 知力320

 スキル

     跳躍Lv7 空力Lv5 空歩Lv6 極光魔術Lv7

     同情Lv5 状態異常耐性Lv7 光撃(こうげき)Lv6

     神速Lv6 念話Lv3

 ユニークスキル

     天真爛漫Lv―  魅了Lv― 虚言癖Lv―

 称号  天真爛漫 魅了 大噓つき オールラウンダー 聖獣


つええ!そして何じゃこの子!聖獣の癖に大噓つきとか矛盾の塊か!


「【鑑定】」

    

ローズクスス


ホワイトクススの亜種。ホワイトクススの覚えない光属性のスキルを覚える。

とある国では聖獣と祀られている。ただ、祀られると言っても閉じ込めておくだけなので、脱走することが多い。いつも無邪気だが、自分が楽しくなるためには平気で嘘もつく。


うせやん。腹黒タイプか。


「ふみゅみゅ?(どうしたの?)


「い、いや何でも無いよ」


「「ユキ、頑張れ。(ゆき、がんばれ)」」

読んでいただき、ありがとうございます。

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