第一話 死亡、そして転生!?
初投稿!
よろしくお願いします。_(._.)_
この小説は、私の思いつくままに書いているので、矛盾点など、無茶な設定が出てくる可能性があります。
それでもいいという人は、末永く、ご愛読お願いします。
……王国にて
「なんとかせねば……」
「あの化け物を」
「……なら何とかならぬのか」
「あ奴なら……」
「世界最強の魔物使い……なら」
これは、世界最強と呼ばれた異世界転生者の物語。
チュンチュン ジリリリリ
「……うーん」
今日も面白みのない物語が始まる。
私の名前は久留崎雪実。ごくごく平凡の高校生だ。
プロゲーマー樹とゲーム会社の社長香織の間に生まれ、いろいろなこと(運動神経やコミュ力)をお腹の中に置いてきたゲーム廃人(自称)だ。身長百四十二センチというコンプレックスを持っている。
(その
今日で夏休みが終わり、二学期に突入する。新作ゲームが届いたので休むと言い張ったが
「私達はゲームを専門に仕事をしていて自分の好きなことを子供がしてくれるのは嬉しいけれど、学校に行かないといけないことくらいは知っているの。だから、新学期初日くらいは学校に行ってちょうだい」
と言われたので仕方なく学校に行く。
「ううー、学校行きたくないな……」
久しぶりの通学路だ、懐かしいとも思うがあまりいい思い出がない。特に入学初日に野良猫に群がられたのは地獄だった。まあ、久しぶりの学校だ。大人しく行くとしよう。えーっと、私って番号何番だっけ? そうだそうだ。11番だ。
「おはよう」
げっ、一番会いたくないやつに出会ってしまった。いちいち私にだる絡みしてきやがって……
「おはよう。新橋君」
こいつの名前は新橋京谷。スポーツ万能でイケメン、秀才ときたもんだ。
天は二物を与えずを存在で否定している様なやつだ。でもなぜか、根暗ゲーム廃人(自称)の私に話しかけてくる。
何なんだこいつ? 罰ゲームにしては長すぎないか?
「どうしたの? 体調でも悪い? 保険室ついていこうか?」
ちょっと待て、お前は保健委員か? なんでそんなに丁寧に接してくるんだよ。
「ううん。大丈――
「ホームルーム始めるぞ。席につけ」
ああやっと解放された。さて、寝るか。
■■■
あーやっと終わった。早く帰ろう。愛しのゲームが待っている。
交差点を曲がろうとしたその時――
雪実の体はとてつもない衝撃を受けて2,3メートルくらいふっ飛ばされた。
どうやら、トラックが突っ込んできたようだ。ふむ。あっこれ死んだわ。なんか冷静に俯瞰できている状況に違和感しかない。おそらくもう助からないのを脳が分かっているのだろう。
ああ、走馬灯のようなものが見えてくる。な〇う小説、某狩りゲー、伝統的RPG、中途半端な育成ゲーム、作りかけの自作小説、買ったけど開けてないキャプチャーボード。
ってゲームと本のことしか考えてなかったんだな。
走馬灯は、過去の記憶から生きる方法を探しているらしいのだが、私の記憶にはそんな物は何一つない。ゲームでどうやって生き残るっていうんだ。
あれ? もう一人轢かれてる人がいるっぽいぞ? 災難だな。まあ、人のことは言えないが。って、あれ新橋じゃないか!? なんでお前も!?
ああ、寒くなってきた。もう何も考えれない。新橋、お前だけでも助かって……
読んでいただき、ありがとうございます。
週一投稿できたらいいな……( = =)