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転生出来たのにこれは・・・聞いてないよぉ

初執筆・初投稿です。どんな風に書けばいいのかわからず見切り発車的な作品ですが、文才がないのは百も承知wでもメンタル弱いので温かい目で見てください。

              1 


 『死んどけば良かったのに』・・・今でも鮮明に思い出す、高校卒業後の就職し


て間もない時期にあった交通事故での病院で目覚めた時の母親の言葉。事故は車と


の正面衝突で乗っていたバイクは大破、被っていたヘルメットは中心からパックリ


と割れる酷い事故だったらしい・・・


 病院では右半身に事故の衝撃が集中し【右腕の麻痺・右人体損傷・恥骨骨折】と


の診断をされた。まだ、診断もされる前に聞いた母親の言葉に内心多大なショック


を受けたのは言うまでもないだろう。


 入院は1年2ヶ月程だったがその間に、少しでも腕が動くようになるようにと手術


を受けたり色々なリハビリをしていた。しかしそのかいもなく片腕麻痺のまま退院


を迎えた。


 その事故から30年あまり事故で貰った保険金は親や幼馴染に心配するふりで絞り


盗られ、金の切れ目が縁の切れ目とゆうように離れて行った。こんな身体では就職


も出来ず障害年金だけを頼りに母親のあの一言もあって、実家を飛び出し一人暮ら


しを始めた。好きになった女性は居るが無職の年金暮らしでは一歩を踏み出せず


ライトノベルを読みふけりゲームに時間を費やす等ただただ時間が過ぎていった。


 そんな日常に、生活するうえで頼りだった左腕に迄麻痺が始まり交際していた


女性に介護は頼めないと絶望する日々が始まった。勿論、俺は神様を信じていた


訳ではない。そしてこの世に愛などないとも思っている。あるのはただただ欲望


なんだとこの50年あまりの人生で実感しただけだった。


 出来るなら新しい人生では幼少時から思っていた小さくてもいいから自分の


牧場を持ち愛する人達と営んでいきたい・・・そんな風に思って1日を終えて


いた。


 ライトノベルのようにある日突然異世界に転移するとか、寝てる間に


死んで異世界転生するとかそんな物語のような事は現実には起こらないと


ゆう事は俺が生きてきた人生でわかっていた。だが、少しは夢を見たって


いいじゃないか。親に死を望まれ生きてきた人生に何も良い事は


なかった。友人といっても表面だけで内心では財布程度にしか思っていない


そんな人間関係に疲れてもいた。そんな俺だからこそ、夢の中では


物語の勇者や英雄のように又は現実で持てなかった幸福な家庭を


見たいと思ったのは必然だろう。


 それは奇跡とでも言っていいのだろうか?信じていない神様が


夢の中に出てくるとかあり得ない・・・いや、夢だからあり得るのか?


その神様は言った『・・・・・・・・・・』と


 目が覚めた俺は否応なく夢であったと実感し現状に絶望した。


勇者や英雄でなくていいから人生をやり直せるなら異世界に


行きたかったと。そういえば夢の中で神様は何と言ってたんだ?


思い出そうにも思い出せず、悶々としながらも日々は過ぎていき


やっぱり夢だったんだと実感した。


 おっと、言い忘れていたが俺の名前は鈴木二郎、現在52歳で


無職の年金暮らし。名前からわかるように6歳年上の兄貴がいるが、


俺が10代の頃に住み込みの就職で出ていった後消息不明。


下に5歳下の妹がいたが、実家を出た後に結婚したらしくこちらも


行方はわからない。そして俺の死を望んでいた母親ももういない。


母親に死を望まれたあの日から天涯孤独と思っていただけに、


この状況はまさに天涯孤独。今は宝くじでも当たらないかなぁと


思いながらweb小説を読んだりして過ごしていた。


そうあの日迄は・・・

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