はじめまして異世界
気づいたら青空が見えた。おそらく異世界に転生したのだろう。
魔方陣や穴が空いて転生するってイメージだったけど最後の言葉を聞いている時に何か意識が薄れて行ってたんだよな。
「そうだね。そうやって意識を鎮めないと加護や知識を与えることはできないからね。」
普通に思考に答えてくるな、転生したけどいつまでこうして会話できるのか?まあそれより「うん。君に与えた知識と加護そして今いるところを説明しようかな。」
話は早いけどちょっと被せて来すぎだな。まあひとまず体を起こして辺りを見回そうか。そういえば転生だけど、服はさすがに何か動きやすいやつになっていて変わっているけど、体は自殺した時と同じ22才なのか。
「ああ、まず先にそっちを説明しようかな。えーと一応体は18才まで若返らせているけど、気づいてないか。」
うわ。わからなかった。まあ身長は変わらないから。よくみると腹の肉が少しないな。そうかー。
と、それより周りはっと。うーん自然豊かな森の中の草原いや、丘かな?まあ人がいるようには見えないけど、人里からどのくらい離れているのかな?
「えーとね。馬で3か4日ってところかな、まあ、人里から道なき道の先神域の森の中だから歩いてじゃないとむずかしいし、実際会おうとしなければ、そうそう会わないくらいには人里からは離れているよ。」
馬でって言われてもよくわからないけど、とりあえず人里からはかなり離れているのかな。それにしても目立って欲しいから転生させたのに何でそんな辺鄙なところに?
それに神域の森って何でそう呼ばれているのか?
「ここが神域なのは僕以外の神も祝福してるし、まあ普通に神域なんだよね。そしてある程度力を付けてもらいたいんだよ。強くなっていくのを見せるより、初めから強い方が目立つと思うんだよね。」
なるほど、そんな考えを持っていたのか。それとここに祝福を与えている他の神は誰だ?あと加護と祝福は何か違いがあるのか?
「そうだね。他の神は教えないけど、加護と祝福はね君に与えた力とも関係するから詳しい説明をするとしようかな。」