表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
9/11

ワレハカミトナッタノダヨ

迷走し始めたなと感じる今日この頃

「シィッ!」


向かってくる兎のような魔物を首を狙って一撃で仕留める、首が飛び血しぶきが宙に舞い、髪と服を濡らす、前の俺なら忌避感から吐いてしまっていたかもしれないが…


「フハハハ、チガワガミヲヌラスコノカンカク!ジツニスバラシイ!サイコウノキブンダ!」


そう叫び魔物の群れに突っ込む


「フハハハ、キサマラハカゾクモ!トモモ!ナニモマモレヌママシンデユクノダァ!」


そう嗤いながら魔物を確実に、一匹残らず、狩り続ける


「オノレノムリョクヲシリ、ゼツボウシナガラシンデユケェ!」


優しみ溢れるあのナイスガイがどうしてこうなってしまったのか、それは半年前にさかのぼる



♦♢♦♢♦♢♦♢♦


「もう無理だお終いだぁ」


俺はパンツの山の上に座りながら呟く


「なんでパンツしか出ないの?俺パンツの山ができるほどガチャ引いたんだけど、もう絶望しかないよ、オワコンだよ、こんな異世界なんて嘘だよ」


虚空に向かって愚痴をこぼす


「まぁ何もしなかったらずっとこのままだと思うし、ガチャ引き続けるしかないか」


そう言って立ち上がる


「そうさ『最後に愛は勝つ~』ってあの有名な曲も言ってじゃないか、そうこれは俺のガチャ愛とパンツの戦いだ、俺なら必ず!きっと!たぶん!勝てるかもしれない!」


一ヶ月後


なぜパンツしか出ないの?俺に異世界をパンツで生き抜けというの?酷すぎない?


二ヶ月後


パンツを見ただけで禁断症状が出てくる、手がぶりゅぶりゅするのぉ~


三ヶ月後


死ぬしかないじゃない!


四ヶ月後


パンツを引いた奴は、『不運(ハードラック)』と踊っちまったんだよ…


五ヶ月後


まそっぷ!


六ヶ月後


この汚らしい阿保がァー!!


七ヶ月後


吾輩は神となったのだよ!フハハハハハ!


八ヶ月後


ワレハシンソニシテゼッタイナルシハイシャ!サァヒザマズクガイイ!



こうして一ノ瀬裕二は闇に呑まれたのであった…、え、パンツしか出ないだけで大袈裟すぎるって?その通りだけどそれが一ノ瀬クオリティだからしょうがないじゃない




もう少しで!もう少しで女の子が出てくるから!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ