直さない人たち_ドアクローザー
普通に生活をしているといろいろな物が壊れる。当たり前だけど壊れていく。その都度修理の必要が出てくるのだけど、この家の人たちは直さない。修理をしない。しないというか適当な応急処置ですます。なので家の中が見窄らしくなっていく。
私がここに来た時、玄関ドアのクローザーが壊れていた。そういえば何年も前から壊れていた気がする。直そうとしたらしいのだけど、見積もり段階で業者に相当高いことを言われたようで、それからほったらかし。クローザーだけなのにドアを含めた玄関を全て交換になるとか言われたらしい。ありえないし、騙されている。でもそれを信じている。一度刷り込まれると人の意見を聞かなくなるのはこの家の人の特徴だ。クローザーが壊れただけで玄関丸ごとの交換だなんておかしいと思わないのか。何度も私自身で修理すると言ったのだけど大きく手を振り拒否され続けた。そこまでいうならと放っておいたのだけど、ある日クローザーからダンパーのオイルが漏れ出し頭にオイルが垂れることになった。玄関にはオイル黙りができる有様。そんな状態に私自身が耐えられなくなり許可を得ずに勝手にクローザーだけを交換した。自分の家ではないので許可がないことを少々後ろめたく思ったのだけれど、クローザーの中で何かが引っかかりドアが手でも閉まらなくなることがあるなど、不便極まりないので勝手に交換した。まぁ玄関だけあって全員が使用するため、壊れてできなかったドア全開時ロックや、閉めるときに気を使わないと大きな音を立てていたドアの動作が、修復改善されたことに気がつく。便利になったことで後々ぐちゃぐちゃ言われることはかなったけど感謝の言葉は聞かない。言われたくもないからいいけど、そういう人たち。