表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/11

直さない人たち_ドアクローザー

 普通に生活をしているといろいろな物が壊れる。当たり前だけど壊れていく。その都度修理の必要が出てくるのだけど、この家の人たちは直さない。修理をしない。しないというか適当な応急処置ですます。なので家の中が見窄らしくなっていく。

 私がここに来た時、玄関ドアのクローザーが壊れていた。そういえば何年も前から壊れていた気がする。直そうとしたらしいのだけど、見積もり段階で業者に相当高いことを言われたようで、それからほったらかし。クローザーだけなのにドアを含めた玄関を全て交換になるとか言われたらしい。ありえないし、騙されている。でもそれを信じている。一度刷り込まれると人の意見を聞かなくなるのはこの家の人の特徴だ。クローザーが壊れただけで玄関丸ごとの交換だなんておかしいと思わないのか。何度も私自身で修理すると言ったのだけど大きく手を振り拒否され続けた。そこまでいうならと放っておいたのだけど、ある日クローザーからダンパーのオイルが漏れ出し頭にオイルが垂れることになった。玄関にはオイル黙りができる有様。そんな状態に私自身が耐えられなくなり許可を得ずに勝手にクローザーだけを交換した。自分の家ではないので許可がないことを少々後ろめたく思ったのだけれど、クローザーの中で何かが引っかかりドアが手でも閉まらなくなることがあるなど、不便極まりないので勝手に交換した。まぁ玄関だけあって全員が使用するため、壊れてできなかったドア全開時ロックや、閉めるときに気を使わないと大きな音を立てていたドアの動作が、修復改善されたことに気がつく。便利になったことで後々ぐちゃぐちゃ言われることはかなったけど感謝の言葉は聞かない。言われたくもないからいいけど、そういう人たち。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ