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3.兎が支配する王国

~ダンジョンの地下1階 知能を持った兎が支配する王国~


僕が神に示され降りてきた階段の隣には、地下2階に降りるための階段があった。

しかしそこには結界が張られており、下に降りることを許さない。


結界を破壊しようかと一瞬考える。が、この結界は破壊できない。僕はすぐにそれを悟る。そういう類の性質のものではないことを第6感で感じ取った。

この結界を解くには何か条件があるはずだ。


僕は今一度周りを見渡す。

かなり遠くだが多くの生物の気配を感じる。

手掛かりを探ろうと、僕はその方向に向かって走り出す。

空間が飛ぶように後方へと流れていく。空気の抵抗を感じるが、僕の肉体はそれを厭わない。

すぐに都市の入り口へと着いてしまう。疲れなどない。


都市の入り口で僕は驚く。服を身に付け、まるで人間のように2足歩行をしている沢山の兎達。

その内の一匹、眼鏡をかけた兎が僕の存在に気が付く。兎は僕を見つけるやいなや叫んだ。


「…おい!奴隷が脱走しているぞ!!」

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