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10.結局
「ショックで頭がおかしくなっちまったか…。まあ、無理はねぇな。」
スナイフは憐みの眼差しを僕に向ける。
「最後の晩だ。檻の中で出来ることは少ない。おまえは何を思い。そして最後に何を考える。」
スナイフはそう言って僕を一人にしてくれた。
僕は明日処刑されるつもりなど始めからない。
魔王にならなければならないのだから。
この世界のことも知りたくなった。
でもどうだろうか?
これが僕の最後の夜だったら。
僕は何を思って、何を考えるのだろう。
疲れてはいなかったが僕は目を閉じる。
結局いつもと同じように、いつの間にか眠りへと落ちていた。




