星空休憩会
「お兄ちゃーん?」
次に目を覚めるとつい、この前の風景が同じく目に映る。
そう。僕は花に魔法を教えてもらってから、ファンタジーもので、あるあるの主人公っぽい人が大ミスをしてしまうという、ありきたりな展開を見せてしまったのだ。
「あぁ..。りなかー」
「何その反応!ムカつくわね。せっかく妹がぞばで看病してやったと言うのに」
白髪の妹の莉菜は、少し頬を膨らませて怒っていた。
「そういえば、仕事がどうのこうの って言ってたけど仕事って何するんだ?」
「あらま。聞かされてなかったのか。簡単に言えば救出。行方不明の市川 空を無事にこちらで保護するという内容よ。つまり、班の一人が勝手に行方不明になったから、連れ戻してこい って事。」
「あぁ。そうだったのか。それで、市川空ってどんな方?」
少し間を置いて彼女は言った。
「私のパートナーよ 市川空は。」
「そうだったのか...。じゃあ、莉菜は全力でこの仕事をしなきゃいけないな」
「うん..。そうなの どっかいった班の一人が自分のパートナーっていうだけで責任重いけどね。」
「まぁ。莉菜は魔法がしっかり使えるから、いいじゃん。」
「そう?ありがとう。でも、花や翔の方が圧倒的に強いけどね」
「そっかーー。僕も頑張らないとなー」
「そうそう。だから、頑張れ。明日のためにも早くねるんだよー」
「うん」
「じゃあ、お休みー」
「お休みー」
そんな、会話をして僕は窓を開け空を見上げるのだ。
明日が少し楽しみなような、不安のような気持ちがたくさん混ざっていた。
早く明日にならないかな。